カテゴリー「経営/戦略コンセプト」の記事一覧

3R、5Rを超えるサーキュラー・エコノミーをどう考えるか

2019-03-14 10:03 am

環境の取組みでは、3R(Reduce(抑制)、Reuse(再利用)、Recycle(再生利用))が使われてきました。最近は、Refuse(不要なものは買わない・もらわない)、Repair(修理して長く使う)も良く使われるようになっています。場合によっては、Return(購入先に戻す)、Reform(形を変えて別の用途に活用)、Rebuy(リサイクル品等の購入)、Regeneration(再生品使用)、Retrieve Energy(熱回収)、Reasonable management (適正処分)、Refine(質変換)などが使われることもあります。

サステナビリティで事業ポートフォリオを組み替える動きの広がり

2019-02-06 10:59 pm

先日の日経新聞に、シンガポールの農産物商社大手オラムが、ゴム、木材、肥料、砂糖といった環境や健康への影響が懸念される事業からの撤退を表明したとの記事がありました。オラムのCEOは、上記事業撤退を発表した新経営戦略の説明会で、「持続可能性を事業運営の中心に据える」とし、「サステナビリティ」を連呼していたそうです。この判断の背景には、NGOからの厳しい視線のほか、消費者の好みの変化、ネスレやユニリーバなどの顧客からの要請、投資家の変化があります。

サーキュラー・エコノミーによるバリューチェーンの進化

2018-11-19 09:08 am

企業が社会的責任を求められる範囲は、拡大する一方です。CSRは、企業が社会やステークホルダーに与える影響のうち、特にマイナスの影響を予防的に把握し対処することを求めていますが、CSRの重要な要素として「影響力の範囲(sphere of influence)」があります。社会的責任は、自社の影響力の範囲において実践することが求められるということです。この「影響力の範囲」に関する共通認識は、時代によって変化します。

ナイキの戦略的「社会課題対応ブランディング」

2018-10-18 09:12 am

米国で、ナイキの広告キャンペーンが大きな話題となっています。ナイキは、ブランドを象徴するキャッチフレーズ「Just do it」の30周年を記念して開始したキャンペーンで、テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手などとともに、2016年に人種差別に抗議してNFLの試合前の国会斉唱の際に起立を拒否し、実質的にNFLを追放されたコリン・キャパニック氏を起用しました。広告では、キャパニック氏のアップの白黒写真に、「何かを信じるんだ。すべてを犠牲にすることになったとしても。”Believe in something. Even if it means sacrificing everything.”」という言葉を重ねています。

インクルーシブ・グロースの4つの原則

2018-09-12 08:59 pm

バランス・スコアカードの提唱者として有名なロバート S・キャプランHBS教授と、以前私も一緒にセミナーなどを実施した、途上国を中心としてCSVの取り組みを進めているパラジウム社のディレクターなどが、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に、「インクルーシブ・グロース実現への道」をいう論文を寄稿しています。依然として世界で10億人以上が極貧状態にある中、企業が貧困に苦しむ地域社会を、活気に満ちた持続可能な経済へと変える「インクルーシブ・グロース」(包括的成長)を設計するための4つの原則を論じています。

サステナビリティビジネス2.0

2018-07-18 10:53 pm

スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューの「サステナビリティビジネス2.0」に関する論文の概要を紹介します。サブタイトルは、「サステナビリティを経営に統合する時代から、市場を変革する時代へ」です。

フリーのCSVモデル?値札のないスーパー

2018-07-12 12:02 pm

世の中には、タダのものは沢山あります。1つ買うと、2つ目はタダといった売り方は良くありますし、グーグル検索や民放TV番組は、タダです。男女の出会いの場では、女性がタダといったケースもありますし、スーパーの試食や無料サンプルもあります。ウェブ上では、スマホの無料ゲームなど、多くのサービスが無料です。

ブルー・オーシャンCSVを強制的に発想する

2018-07-02 09:13 am

ブルー・オーシャン戦略によるCSVの創造に関して、以前、サステナビリティのレンズを通して顧客提供価値を考えることで、ブルー・オーシャンCSVが生み出されるのではないかと書きました。

3つのサーキュラー・イノベーションと成功要因

2018-06-28 09:26 am

SDGs、パリ協定に加え、海洋プラスチックなどの具体的な課題への関心の高まりもあり、その対策としてのサーキュラー・エコノミーは、かなり広がってきているように思います。サーキュラー・エコノミーについては、アクセンチュアやマッキンゼーがビジネスモデルを提示するなど、以前からメインストリームの戦略コンサルティングファームも関心を持っています。

CSV企業のフレームワーク

2018-06-20 08:27 pm

今年のShared Value Leadership Summitのワークショップで、「CSV企業のフレームワーク(The Shared Value Enterprise Framework)」が提示されました。CSV企業にとって必要な要素を洗い出し、CSV企業に向けたジャーニーがどこまで進んでいるかを評価するためのものです。まだ完成版ではないようですが、FSGがネスレやエネルなどと議論を重ねた作成したということです。

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