カテゴリー「経営/戦略コンセプト」の記事一覧

ナイキの戦略的「社会課題対応ブランディング」

2018-10-18 09:12 am

米国で、ナイキの広告キャンペーンが大きな話題となっています。ナイキは、ブランドを象徴するキャッチフレーズ「Just do it」の30周年を記念して開始したキャンペーンで、テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手などとともに、2016年に人種差別に抗議してNFLの試合前の国会斉唱の際に起立を拒否し、実質的にNFLを追放されたコリン・キャパニック氏を起用しました。広告では、キャパニック氏のアップの白黒写真に、「何かを信じるんだ。すべてを犠牲にすることになったとしても。”Believe in something. Even if it means sacrificing everything.”」という言葉を重ねています。

インクルーシブ・グロースの4つの原則

2018-09-12 08:59 pm

バランス・スコアカードの提唱者として有名なロバート S・キャプランHBS教授と、以前私も一緒にセミナーなどを実施した、途上国を中心としてCSVの取り組みを進めているパラジウム社のディレクターなどが、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に、「インクルーシブ・グロース実現への道」をいう論文を寄稿しています。依然として世界で10億人以上が極貧状態にある中、企業が貧困に苦しむ地域社会を、活気に満ちた持続可能な経済へと変える「インクルーシブ・グロース」(包括的成長)を設計するための4つの原則を論じています。

サステナビリティビジネス2.0

2018-07-18 10:53 pm

スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューの「サステナビリティビジネス2.0」に関する論文の概要を紹介します。サブタイトルは、「サステナビリティを経営に統合する時代から、市場を変革する時代へ」です。

フリーのCSVモデル?値札のないスーパー

2018-07-12 12:02 pm

世の中には、タダのものは沢山あります。1つ買うと、2つ目はタダといった売り方は良くありますし、グーグル検索や民放TV番組は、タダです。男女の出会いの場では、女性がタダといったケースもありますし、スーパーの試食や無料サンプルもあります。ウェブ上では、スマホの無料ゲームなど、多くのサービスが無料です。

ブルー・オーシャンCSVを強制的に発想する

2018-07-02 09:13 am

ブルー・オーシャン戦略によるCSVの創造に関して、以前、サステナビリティのレンズを通して顧客提供価値を考えることで、ブルー・オーシャンCSVが生み出されるのではないかと書きました。

3つのサーキュラー・イノベーションと成功要因

2018-06-28 09:26 am

SDGs、パリ協定に加え、海洋プラスチックなどの具体的な課題への関心の高まりもあり、その対策としてのサーキュラー・エコノミーは、かなり広がってきているように思います。サーキュラー・エコノミーについては、アクセンチュアやマッキンゼーがビジネスモデルを提示するなど、以前からメインストリームの戦略コンサルティングファームも関心を持っています。

CSV企業のフレームワーク

2018-06-20 08:27 pm

今年のShared Value Leadership Summitのワークショップで、「CSV企業のフレームワーク(The Shared Value Enterprise Framework)」が提示されました。CSV企業にとって必要な要素を洗い出し、CSV企業に向けたジャーニーがどこまで進んでいるかを評価するためのものです。まだ完成版ではないようですが、FSGがネスレやエネルなどと議論を重ねた作成したということです。

CSVのエコシステム構築の型を持つ

2018-06-04 09:28 am

今年のShared Value Leadership Summitでは、エコシステムの構築が一つの重要なテーマになっていました。CSVのエコシステムについては、これまでの何度かブログに書いていますが、社会面・環境面で価値を生み出すイノベーションを創造するには、単に製品・サービスを提供するだけでは不十分なことが多く、CSV用語で言うビジネス環境を整備することが重要です。また、社会面・環境面で価値を生み出すCSVだからこそ、様々なステークホルダーのコレクティブ・インパクトが可能で、エコシステムが構築しやすいのです。今般のSummitでも、ビジネス環境/クラスターのCSVのことを”Ecosystem Investment”と言っている人もいましたが、適切な表現だと思います。

SDGsにビジネスでどう貢献するか?意思決定の考え方

2018-04-05 09:49 am

「SDGsにビジネスでどう貢献するか?」は、多くの企業で考え始めていることかと思います。企業がSDGsに貢献する基本的な方向性としては、「製品・サービスを通じた貢献:製品・サービスの提供価値を通じたSDGsへの貢献」、「経営基盤強化を通じた貢献:人材・組織づくり、サプライチェーンの生産性向上、チャネル構築、リスク軽減等、企業が長期的に価値を生み出すための活動を通じたSDGsへの貢献」、「社会的責任(負の影響の軽減)を通じた貢献:事業活動が生み出す負の影響(環境負荷、人権侵害など)を軽減・撲滅する活動を通じたSDGsへの貢献」、「社会貢献活動を通じた貢献:寄付、ボランティアなど、社会貢献活動を通じたSDGsへの貢献」があります。

課題と課題を結び付ける:炭素繊維リサイクルと気候変動への適応

2018-03-12 09:07 am

炭素繊維は、鉄の10倍の強度を持ちながら、鉄の4分の1の軽さで、航空機や自動車の軽量化により温室効果ガス排出削減に貢献する優れた素材です。風力発電のタービンなどにも使用され、年間10%ずつ成長しています。また、東レが1950年第から、赤字続きにも関わらず研究開発を継続して実現した、日本企業の継続力を生かした日本型CSVの代表例です。

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