GEの持続可能な経営の秘訣

2013-10-30 09:13 pm

企業は、持続可能な経営を行うことが求められます。企業は、長期間持続する経営を行ってこそ、その社会的使命を果たすことができます。グローバル企業で長期間持続的な経営を行っている企業の代表格と言えば、GEです。ダウ・ジョーンズ工業指数が始まった1986年に最初に組み入れられた12社の中で、唯一現在もリストに名前を連ねており、その間の9回の景気衰退期と大恐慌をくぐり抜け、継続的に業績を上げ続けています。

そのGEの持続可能性を支えているのが、「揺るぎないインテグリティ(誠実さ)」「業績達成へのコミットメント」「積極的な変化の追及」という伝統的な3つのコア・バリューです。

私の所属するクレアンでは、サステナビリティ・マネジメントのフレームワークにおいて、企業が持続可能であるためには、「社会の期待に応え、方向を誤らない」「社会の環境変化に適応する」ことが重要であるとしています。

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「社会の期待にしっかり応える」には、「業績達成へのコミットメント」が、「方向を誤らない」ためには、「揺るぎないインテグリティ」が、「社会の環境変化に適応する」には、「積極的な変化の追及」が必要です。GEのコア・バリューは、見事に、自社の持続可能性を担保するために必要な要素を網羅しています。

後は、コア・バリューを如何に実践し続けるかが問題となります。GEがコア・バリューの継続的実践のために、特に重視しているのが「人材」です。GEは、コア・バリューのもと、GEバリューとして、それぞれの時代のGE社員が持つべきバリュー(価値観)を提示しています。そして、社員にGEバリューを徹底的に浸透させています。

「GEバリューを実践できるかどうか」を基準に人材を採用し、人事考課においても、GEバリューを最も重視します。人事考課では、「GEバリュー」と「業績」のマトリックスで人材を評価しています。GEバリュー評価も業績評価も高い人材が望ましいのはもちろんですが、GEでは、業績評価が高くてGEバリュー評価が低い人材よりは、業績評価が低くてもGEバリュー評価が高い人材のほうが望ましい人材と考えています。如何に業績評価が高くても、GEバリューの評価が低ければ、会社を去ってもらうこともあるようです。

このように、企業の持続可能性を担保するバリューを持ち、それを「人材」に徹底的に浸透させていることが、GEが持続的に競争優位を保ち続けている秘訣だと思います。

(参考)

「GEの競争優位はなぜ持続するのか」(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2013.11)

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