シェアード・バリューのコラボレーション:ダウとユニリーバ

2014-10-27 09:06 am

以前、マイケル・ポーター教授の講演に関するブログで書いたように、最近、グローバル企業でCSV/シェアード・バリューの全社的取り組みを進める企業が増えています。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1401#.VExgr1iCjIU

ポーター教授の講演にもあるダウは、「ブレークスルー・トゥ・ワールド・チャレンジ・イニチアチブ(Breakthroughs to World Challenges Initiative)」という、すべての事業部門でミレニアム開発目標などに対応したCSV/シェアード・バリューを検討・推進する取り組みを進めています。そして、途上国の課題に対応するミレニアム開発目標に加え、先進国における社会的課題も含め、2015年までに、食糧、住宅、エネルギーと気候変動、水、健康と安全の問題解決に大きく貢献するブレークスルーを生み出そうとしています。

そのダウが、世界の健康と衛生の課題に対応するため、ユニリーバと協働しています。世界中で使われているユニリーバの石鹸ブランド「ライフボーイ」に、ダウの水溶性ポリマー「ポリオックス」を使用し、機能を高め長く利用できるようにしています。

ユニリーバは、「サステナブル・リビング・プラン」を掲げ、全社的にCSV/シェアード・バリューを進めている企業の代表格です。2020年の達成目標を掲げ、衛生、水、気候変動、小規模農家などの問題をビジネスで解決しようとするサステナブル・リビング・プランについては、何度かブログで取り上げています。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=175#.VEx-oFiCjIU

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=307#.VEx-XViCjIU

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=882#.VEx-bliCjIU

「ライフボーイ」は、ユニリーバが掲げる「2020年までに、10億人以上がより衛生的な習慣を身につけられるよう支援します。これにより、下痢などの命を脅かす病気の予防に貢献します。」という目標を実現するために、手洗い習慣を世界に広げるにあたっての中心的役割を担っています。ダウのポリマーは、ライフボーイの機能を高め、ユニリーバの目標達成に貢献します。このポリマーは、ダウの「ブレークスルー・トゥ・ワールド・チャレンジ」の一つと認定されています。これは、CSV/シェアード・バリューを全社的に進める2社が呼応して生まれたイノベーションです。

CSV/シェアード・バリューの考え方が企業全体に浸透すれば、個々の企業における活動が進むとともに、ダウとユニリーバのように、志を同じくする企業同士のコラボレーションが増えていくでしょう。

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