マースがシェアード・バリュー・アワードを獲得

2014-11-23 02:02 pm

スニッカーズ、M&Mなどのチョコレート製品やペットフードを製造する米国の大手食品メーカーのマースが、“シェアード・バリュー・アワード”を獲得しました。CSV/シェアード・バリューに関する表彰制度としては、ネスレが2年に1度「共通価値の創造賞(Creating Shared Value Prize)」を授与していますが、それ以外では、余り聞いたことがありませんでした。今般、サステナブルな豊かさを創造する協働プラットフォームであるグローバル・アクション・プラットフォームがシェアード・バリューに関する表彰を行うことにしたようです。

受賞したマースは、品質、責任、互恵、効率、自由という五原則を掲げ、これがマースの文化の基盤、社員のビジネスへの取り組みの基本となっています。その一つである「互恵の原則」は、以下のように謳っています。

「持続可能な利益は、共に恩恵を分かち合うことで成り立ちます。」「ビジネス上の関係性を測る基準は、お互いに創出された利益であるべきだと私たちは考えます。」「これらの利益にはさまざまな形があり、必ずしも財務的なものに限られません。また、競争力を高めるために、経済的に、それ以外でも、共に働いている人々に犠牲を強いるような行動をとってはなりません。」

これは、まさにCSV/シェアード・バリューの基本にある考え方です。この考えのもと、マースは、カカオ生産地の西アフリカで、カカオ農家の女性活躍を支援したり、ハーシーなどとともに、カカオ農家の生産性向上やコミュニティの発展などによりカカオ産業の持続性を高める「ココア・アクション」を進めたりしています。

今般の表彰では、上記の活動に加え、ココアゲノム解析と公開、パキスタンでのサステナブルな米のサプライチェーン構築、社員によるボランティア・プログラムによる総計7万時間の寄付などが評価されています。

なお、冒頭に紹介したネスレの「共通価値の創造賞」は、世界各地で行われているCSV活動で優れたものを表彰し、CSVの手法を広めることを目的としたもので、2014年は、ハニー・ケア・アフリカが実施する、農家がミツバチの生産により副収入を得ることを可能にする「スイーター・スーダン・プログラム」が共有価値の創造賞を受賞しています。

“シェアード・バリュー・アワード”も、世界の課題に対するサステナブルでスケーラブルなソリューションを促進するために創られたものです。“アワード”のセレモニーには、400人以上の企業、大学、メディア、NGO、行政などクロスセクターのリーダーが集まり、私の友人のジャスティン(FSG)などによるパネルなどが行われています。こうしたCSV/シェアード・バリューを広める動きが、これからどんどん広がっていくのではないかと期待しています。

(参考)

www.justmeans.com/press-release/mars-incorporated-receives-first-ever-shared-value-award-at-third-annual-global-action

www.mars.com/japan/ja/about-mars/the-five-principles-of-mars.aspx

www.businesswire.com/news/home/20141027005528/ja/#.VHCC9FiCjIU

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