映画産業のCSVとサステナビリティ

2014-12-01 09:09 am

以前、ソニーピクチャーズのサステナブルな映画作りをご紹介しました。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1298#.VHkrwViCjIU

映画産業において、同様な環境に配慮した映画作りが進んでいるようです。これは、基本的には、気候変動などに対する懸念から、すべての産業に求められているサステナビリティへの要請に対応したものです。企業からすると、こうした社会的要請に対しては、企業にとっての価値も生み出すCSVで対応することが望ましいでしょうし、CSVになれば、企業も積極的に投資することができ、より大きな社会価値を生み出すという好循環が回りだします。

サステナブルな映画作りは、CSVの取り組みとなっているようです。先般、ソニーピクチャーズの事例で紹介したように、ハリウッドの環境・社会問題に関心の高いスターや監督は、出演等に際し、環境に配慮した映画を優先します。また、コスト削減効果もあります。ソニーピクチャーズで最も環境に配慮したと言われている“アメイジング・スパイダーマン2”は、環境配慮により40万ドルのコストを削減しています。全体の製作費用から比べれば小さな金額ですが、環境配慮がコストアップではなく、コスト削減につながっているということが重要です。

ハリウッドやハリウッド・ノーズと言われるバンクーバーでは、こうしたサステナブルな映画作りを支援する企業が数多くあります。環境に配慮した映画作りのツールや情報を提供する企業、資材のリサイクルを支援する企業、温室効果ガスの排出量を計算する企業などが、サステナブルな映画作りを支援しています。英国でもサステナブルな映画作りが進められており、製作会社によるコンソーシアムやNPOが、カーボン算出ツール、承認スキームなど、サステナブルな映画作りを業界に根付かせるために活動しています。

サステナブルな映画作りは、映画にサステナビリティという新しい価値を持ち込むことにより、新しい産業を創っています。少し脈絡がないかも知れませんが、地域創生や中小企業の育成などの課題に対応するには、サステナビリティなど時代の変化に即した新しい価値をベースとしたクラスター作りなどが重要かも知れません。

(参考)

www.greenbiz.com/article/sustainable-production-movie-industry

 

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