信頼資本を持つNGO/NPOとのコラボレーション

2015-09-26 03:49 pm

昨日9月25日(金)に、NGOのマーシーコー、ジャパン・プラットフォーム、CSVを推進するFSG、Shared Value Initiativeアフィリエイトのイースクエア、エンゲージメント・ファースト、それからJPモルガンと共同で、「企業とNGO.NPOのパートナーシップによるCSV」というイベントを開催しました。企業、NGO/NPO双方からそれぞれ30団体程度が参加し、講演、パネル、ワークショップ、レセプションを通じ、終日、活発な意見交換がなされました。

日本企業とNGO/NPOのパートナーシップは、まだ十分に行われているとは言えず、さらにコラボレーションしてCSVを推進するというケースは、本当に限られています。逆に言えば、ポテンシャルが大きいと言えるでしょう。

ところで、企業がNGO/NPOと組んでCSVを推進する経営的意味合いは、何でしょうか?一つには、NGO/NPOの専門性を活かすということです。NGO/NPOは、通常、特定の社会問題を解決することをミッションとしており、社会問題解決のための知識・ノウハウ、ネットワークと持っています。そうした専門性を活かしてビジネスの展開を支援してもらうことは、特にCSVでは有効です。

今回のイベントでは、リコーがインドでの教育サービス事業展開に向けて、途上国の子ども達の教育問題に知見のあるセーブ・ザ・チルドレンとコラボレーションしている事例、東日本大震災からの復興に向けて、気仙沼信用金庫が、小規模事業者の再開・雇用、新規事業創業を支援するために、マイクロファイナンスの知見を持つプラネットファイナンスとコラボレーションしている事例が紹介されました。

特に、日本企業の知識・情報が不足しており、様々な社会問題を抱える途上国でビジネスを展開する場合には、NGO/NPOの専門性を活かすことは、有効でしょう。これについては、これまでの様々な事例をご紹介しています。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1970#.VgY6bliCjIU

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1885#.VgY621iCjIU

それからもう一つ、企業がNGO/NPOを組む意味合いとして、“信頼資本の活用”があります。多くの国において、一般的に、NGO/NPOは、企業に比べ高い信頼を得ています。地域の社会問題解決のために真摯に取り組みを行ってきた積み重ねが、信頼資本になっているのでしょう。

www.sustainablebrands.com/news_and_views/organizational_change/chris_coulter/strategic_importance_recognized_leadership

特に、これから事業を展開しようとする新しい地域では、地域で信頼されているNGO/NPOとのコラボレーションは、有効でしょう。

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