テトラパックの消費者啓発:小さな行動の積み重ねが世界を変える

2016-03-21 11:49 am

スゥエーデンのテトラパックは、常温長期保存が可能な食品・飲料用紙容器の充填包装システムを、顧客密着のカスタマイズした提案で導入するユニークなビジネスモデルの企業です。また、CSVの取り組みにも積極的で、環境に配慮した容器パックの開発し、顧客や消費者に環境問題を啓発するキャンペーンを実施して市場を創造するなどしています。

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そのテトラパックが、「我々には、消費者を教育し消費者に力を与える重要な役割がある」、「シンプルな生活スタイルは、大きなインパクトを生み出す力がある」として、消費者の行動変容を促す取り組みを始めています。

テトラパックは、3月20日の国際幸福デーに合わせ、「環境に配慮した生活」に関する委託調査を実施しました。調査結果によれば、調査を受けた70%が、「環境に配慮した選択は、個人の幸福を大幅に増大する」と回答しています。

テトラパックは、また、”RenewableLiving Challenge”という取り組みで社会実験を実施し、参加者にシンプルで“再生可能な”習慣を28日間実施してもらいました。具体的には、水を節約するためシャワーの利用時間を短くする、買物するときに消費できるものだけ買う、再利用可能な容器の商品を買う、車ではなく自転車か徒歩で通勤する、などです。そして、28日間の前後で、幸福度を評価する質問を実施しました。同様に、米国、ブラジル、インド、フランス、スペインの5カ国で、10人のブロガーに、自転車や徒歩での通勤、商店でのエコな商品選択など、簡単な新しい習慣を実施してもらいました。28日間の実験の結果、行動は習慣化され、対象者は幸福になっています。

このテトラパックの実験結果は、小さな行動変化を集約することで、世界を持続可能なものとし、人々を幸福にすることができる可能性を示しています。「エコな選択をすることで幸福を感じることができる」という考えが広がれば、消費者もエコや選択を受け入れやすくなるでしょう。こうした消費者を啓発する取り組みは、環境や社会に配慮した商品を展開する企業が、協働して積極的に実施すべきものでしょう。消費者を啓発して、小さな行動を集約することが、企業と社会の両方に価値を生み出すCSVの市場を創り、そうした企業のCSVを集約することが、新しい資本主義の世界を創る可能性があります。

(参考)

www.sustainablebrands.com/news_and_views/behavior_change/hannah_furlong/study_more_conscious_living_increases_happiness_tetra_

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