アップルらしいサーキュラー・エコノミーの取り組み「Liam」

2016-03-28 09:06 am

サーキュラー・エコノミーの動きは、欧州中心から世界中に広がり、多くの企業がサーキュラー・エコノミーに対する取り組みを進めています。その取り組みは、各社各様ですが、最近、アップルが発表したリサイクルプロジェクト「Apple Renewプログラム」は、非常にアップルらしいなと感じるものです。

Apple Renewプログラムの目玉は、iPhone分解ロボ「Liam」です。LiamはiPhoneを解体するために特別にデザインされた工業用ロボです。Liamは、iPhone各部品を検知して、再利用できるように分離しながら分解します。Liamの活用により、アップルは、バッテリーに使われているコバルトとリチウム、カメラの金と銅、ロジックボードのシルバーとプラチナ、そして外身のアルミニウムを再利用することができます。

アップルらしいのは、iPhone解体マシーンを自社開発し、Liamという名前をつけ、LiamがかわいらしくiPhoneを解体する様子を画像で公開しているところです。これを見てアップルに改めて好感を持つ人も多いでしょう。

www.youtube.com/watch?v=hvDMpXr3RKU

Liamは、年間200万台の端末を分解し、再資源化に役立てているということですが、機種数の多いソニーのXperiaやサムスンのGalaxyでは、こうしたロボットによる全自動分解は難しいため、機種数の少ないiPhoneが差別化できるところです。

LiamによるiPhoneの再資源化には、iPhoneの回収が必要ですが、これは、Apple Storeとオンラインを通じて実施しています。Apple Renewプログラムに参加すると、著名なグラフィックアーティストであるAnthony Burrill氏によるiPhone、iPad向けの特別な壁紙が入手出来るようになります。

消費者にサーキュラー・エコノミーの取り組みに参加してもらうには、それが楽しいと感じてもらうことが必要ですが、アップルのLiamを中心とする取り組みは、それを感じさせるものです。実にアップルらしいと言えます。

(参考)

jp.techcrunch.com/2016/03/22/20160321apple-creates-robot-to-rip-apart-iphones/

www.macotakara.jp/blog/apple/entry-29534.html

 

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