シェアード・バリューと社会貢献の活用:ウォルマート

2016-06-16 07:07 am

CSV/シェアード・バリューは、社会経済システム全体を見た場合、ビジネスの力で世界を良くしようとするものです。グローバルでシェアード・バリューを推進している企業は、自社と社会経済システムとの関わり、その中で自社と社会とのWIN-WIN関係をどう構築するかを見る統体的なレンズを持っています。

世界最大の流通企業であるウォルマートもそうした企業の一つです。ウォルマートは、ビジネスの力を最大限に発揮するためには、強みを活かして、自社の事業基盤となっている社会経済システムをより良くしていくことが必要と認識しています。その実現に向けて、以下の6つのカギとなる方法で活動を進めています。

「全体システムを変革する」:ステークホルダーとの協働による社会・環境・経済の全体システムの継続的改善。サプライチェーンにおけるサステナビリティ強化や女性活躍、従業員の安全と尊厳の支援など。

「ビジネスと社会のシェアード・バリューを創造する」:ビジネスと社会にまたがるステークホルダーへの価値創造。社会・環境に価値を生み出すシェアード・バリューの取り組みは、流通業者にとって必要なシステムを強化するものであり、長期的な株主の利害にもかなう。

「ビジネスを通じてリードする」:商品マーケティング、調達、店舗オペレーション、物流、人材管理、技術開発などの通常のビジネス活動、リーダーシップの発揮、組織の役割、オペレーションプロセス・ツールなどに社会・環境面の重要課題を統合する。

「ウォルマートならではの強みを活かせる活動にフォーカスする」:流通業者ならではの強みを活かすことで最大の違いを生み出すことができる。具体的には、230万のパートナー、サプライヤーとの関係、食品・アパレルなどの購買、店舗などの物的資産、ロジスティクス能力、マーケティング、オペレーションなどが強みとして活かせる。

「フィランソロピーでビジネスを補完する」:ウォルマートとウォルマート財団は、年間10億ドル以上をモノや金銭で提供。こうしたフィランソロピー活動を、ビジネスを通じた社会・環境インパクトを補完し強化するために活用する。

「他者とコラボレーションする」:他者との協働がシステムを変革するために不可欠と考え、他のリーダーやステークホルダーとの協働プログラムを形成。コンシューマー・グッズ・フォーラム、サステナビリティ・インデックスなどの組織活動やツールの支援を通じて、セクターを超えた対話と活動の効果を強化するために投資。また、ステークホルダーと継続的に対話し、理解と信頼と透明性のもと、ビジネスと社会の課題に効果的に対応。

以上の6つは、ウォルマートだけでなく、多くの組織に共通に適用できる考え方です。多くの企業で共有して欲しいところです。

(参考)

www.justmeans.com/article/walmart-our-approach-to-global-responsibility-shared-value

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