フォードの”Project Better World”:モビリティによる医療など社会問題の解決

2016-06-20 09:05 am

昨年発表された“世界を変える企業リスト”で、自動車産業では、トヨタが3位、電動バスなどを展開する中国のBYDが15位、そして42位にフォードが入っています。フォードは、グリーンブランドランキングで1位になっており、電気自動車などの開発に加え、水利用の削減、バイオプラスチックの開発など、環境への取り組みには積極的な企業として認知されています。

fortune.com/change-the-world/

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1438#.V2YJsFiCjIV

そのフォードが最近、”Project Better World”という面白い取り組みを始めています。南アフリカとナイジェリアで、モビリティの力で農村地域の健康・医療サービスを向上しようとするパイロットプログラムです。ワールドビジョンなどのNGOや社会起業家と協業し、フォードの車両によるモビリティとコネクティビリティのテクノロジーを用いて、都市から離れており様々なサービスが不足している地域で、健康教育、医療、栄養などの基礎的サービスを提供しようとするものです。

南アフリカでは、改修されたフォード・レンジャーに、コネクティビリティ技術、ビデオ・プロジェクター、移動式冷蔵設備、コンピューターなどを搭載し、移動診療所として、健康サービス、医薬品の提供、子ども達の成長状態の把握などを行います。集められた情報は、支援団体が子ども達の健康状態をトラッキングするためなどに用いられます。

ナイジェリアでは、医療サービスを行う組織の車両管理・メンテナンスを行う社会的企業であるRiders for Healthと協働で、地域の医療サービスがより広範に行われるよう、医療サービス用の車両をメンテナンスする技術者を育成しています。また、車両には、センサーと自動車の状態や位置を遠隔で把握できるテクノロジーを搭載し、Riders for Healthが効果的に車両管理・メンテナンスを行うとともに、西アフリカ地域の正確な地図の作成に貢献しています。

フォードおよびフォード財団は、長年に亘りグローバルで人類の福祉に貢献する取り組みを進めており、Project Better Worldは最新の取り組みとなります。フォードでは、これまでの自動車が社会に果たしてきた役割を超え、グローバルの様々な課題に自動車がどう貢献できるか、新しいソリューションを積極的に追求しています。そしてそれが、フォードが先進的な車両とコネクティビリティ・テクノロジーが、どう人々の生活と世界をより良くできるか、その可能性を発見することにつながると考えています。

フォードがこうした取り組みを行う背景には、Project Better Worldを紹介するビデオでも言及されていますが、”We do well by doing good.”という創業者ヘンリー・フォードの理念が息づいているためだと思います。フォードの取り組みも含め、こうした社会的課題への取り組みからビジネスが生み出されるシェアード・バリューの事例がどんどん出てくることを期待しています。

www.youtube.com/watch?v=RDmsESZmy-Y

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2057#.V2YFvFiCjIV

(参考)

www.sustainablebrands.com/news_and_views/brand_innovation/sustainable_brands/ford_unveils_latest_sustainability_report_south_a

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bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

 

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