皆のスマホ使用時間を使った社会価値創造の動き

2017-10-30 09:06 am

近年、人々の生活スタイルを変えたものとして、スマホは筆頭格でしょう。多くの人が四六時中スマホをいじっています。米国の消費者は、2016年には1日5時間をモバイル機器の使用に費やしています。これは、1年前より20%も増えています。スマホユーザーの数を考えると、とてつもない時間がスマホに費やされています。このスマホを活用して社会価値を生み出そうという動きがあります。

ユニセフは、2014年に、“10分スマートフォンに触らない”ことで途上国に1日分の安全な水を寄付できるキャンペーン「Tap Project」を実施しました。スマホでキャンペーンサイトにアクセスすると、カウントアップが開始され、10分間スマホを触らずにいられたら、ユニセフのスポンサーが、きれいで安全な水を必要としているこども1人に必要な1日分の水を寄付します。スマホの呪縛から離れ、途上国の水問題に思いをはせることを促すキャンペーンです。このキャンペーンは、逆説的な形で、スマホの使用時間を活用して、社会価値を生み出しています。Tap Projectには、260万人が参加し、160万ドルの寄付が途上国の子供たちにきれいな水を届けるために使われました。

ユニセフ日本では、Tap Projectの特別企画として、スマホで水滴を操作し、日本からマダガスカルを目指すミニゲームによる支援など、スマホを使った社会貢献活動を継続しています。このゲームは、スマホを傾けることで、水滴を操作し、日本から世界を巡りながらアフリカのマダガスカルに水が届けられる様子を、疑似体験することができるもので、きれいな水が飲めない子どもたちの現状について身近に感じてもらい、改善を支援します。1回のプレイにつき100円が、プロジェクトに賛同する日本製粉から日本ユニセフ協会に寄付され、支援先のマダガスカルでユニセフが実施する水と衛生事業に役立てられます。

ボーダフォン財団は、医療研究機関と協働で、スマホ利用者が寝ている間に、がん研究を支援できるアプリを提供しています。睡眠中にスマホを充電していると、スマホの処理能力が、腫瘍の遺伝子プロファイルの分析に活用されます。スマホ利用者は、肺がん、卵巣がん、前立腺がん、膵臓がんから研究対象を選択できます。大量のスマホを接続することで、スパコン並の処理能力が得られるとのことですが、それをがん研究に役立てます。

これだけ広く普及し、多くの人が長い時間を使うスマホを活用した社会価値創造、ここはもっとアイデアを出しても良いところだと思います。

(参考)

justmeans.com/blog/vodafone-asks-customers-to-become-cancer-researchers

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csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

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