SDGsにビジネスでどう貢献するか?意思決定の考え方

2018-04-05 09:49 am

「SDGsにビジネスでどう貢献するか?」は、多くの企業で考え始めていることかと思います。企業がSDGsに貢献する基本的な方向性としては、「製品・サービスを通じた貢献:製品・サービスの提供価値を通じたSDGsへの貢献」、「経営基盤強化を通じた貢献:人材・組織づくり、サプライチェーンの生産性向上、チャネル構築、リスク軽減等、企業が長期的に価値を生み出すための活動を通じたSDGsへの貢献」、「社会的責任(負の影響の軽減)を通じた貢献:事業活動が生み出す負の影響(環境負荷、人権侵害など)を軽減・撲滅する活動を通じたSDGsへの貢献」、「社会貢献活動を通じた貢献:寄付、ボランティアなど、社会貢献活動を通じたSDGsへの貢献」があります。

このうち、基本的には、「製品・サービスを通じた貢献」および「経営基盤強化を通じた貢献」がCSVに該当します。戦略的に活動を促進すればするほど、SDGsにも貢献でき、企業価値も向上します。

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この中で、CSVでもそうですが、SDGsへの貢献で、最も関心の高いのは、「製品・サービスを通じた貢献」ではないかと思います。ESGと同時に流れが来ていることや、経団連や業界団体で議論されていることもあり、経営層でもSDGsへの関心を持つ人は増えています。経営層にとって最も分かりやすいのは、事業そのもの、製品・サービスを通じたSDGsへの貢献です。

「製品・サービスを通じたSDGsへの貢献」ですが、ともすれば、既存のビジネスが、如何にSDGsに貢献しているかをアピールするだけに留まりがちです。しかし、本質的には、既存のビジネスを超えた貢献が求められており、それには、いくつか意思決定の方向性があります。

SDGsに貢献するための新たなビジネスを考える場合、「財務的に正当化されるか」というのが、まず大きなポイントとなります。通常の新規事業として正当化されるものであれば、推進していくことで問題ないでしょう。しかし、SDGs視点でビジネスを考える場合、必ずしも、通常の新規事業として、如何にも利益の上がるものばかりではありません。どちらかと言えば、一見そうでないもののほうが、SDGsに貢献するイノベーションとなります。

最もCSV的なのが、「ビジネスモデルを工夫すれば、財務的に正当化される」ものです。コラボレーションやデジタルテクノロジーなどを活用した新しいビジネスモデルを生み出せれば、優れたSDGsイノベーションになります。それ以外にも、不確実性はありますが日本企業らしい「長期的に見れば正当化される」もの、余剰リソースの活用や他事業のエントランスとして価値がある「事業単体ではなく、事業ポートフォリオ全体としてみれば正当化される」ものもあります。これらは、視点を変えることにより、SDGsビジネスを生み出す意思決定につながるものです。

さらに意思決定が難しいのは、財務的にはなかなか正当化できないが、SDGsへの貢献度は大きいものです。ソーシャル・ビジネスと言われるものの多くは、ここに該当します。意思決定の考え方としては、人材育成、評判向上、ステークホルダーとの関係構築などの非財務価値を考慮して正当化するということがあります。そうれなければ、「自社の製品・サービスを用いた社会貢献」という位置づけになるでしょう。

いろいろと意思決定の考え方はありますが、既存の活動をSDGsに関連付けてアピールするだけでなく、新たな取り組みを進める企業がどんどん増えることを期待します。CSV視点を持てば、企業価値向上との両立もできるでしょう。

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

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