CSVのエコシステム構築の型を持つ

2018-06-04 09:28 am

今年のShared Value Leadership Summitでは、エコシステムの構築が一つの重要なテーマになっていました。CSVのエコシステムについては、これまでの何度かブログに書いていますが、社会面・環境面で価値を生み出すイノベーションを創造するには、単に製品・サービスを提供するだけでは不十分なことが多く、CSV用語で言うビジネス環境を整備することが重要です。また、社会面・環境面で価値を生み出すCSVだからこそ、様々なステークホルダーのコレクティブ・インパクトが可能で、エコシステムが構築しやすいのです。今般のSummitでも、ビジネス環境/クラスターのCSVのことを”Ecosystem Investment”と言っている人もいましたが、適切な表現だと思います。

Summitでは、FSGのマネージング・ディレクターがCSVのエコシステムの構築についてプレゼンし、4つの活動が重要としていました。

まずは、“パーパス”を掲げることです。これはエコシステムの構築には不可欠です。パーパスは、エコシステムの戦略的ドメインを規定します。以前のFSGのエコシステムに関する論文では、コレクティブ・インパクトによるCSVの推進が中心テーマとなっていましたが、パーパスは、コレクティブ・インパクトの共通アジェンダにつながり、マルチステークホルダー・コラボレーションの旗頭となります。

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2つ目は、“ホットスポット”の設定です。エコシステムの構築にあたっては、地域や市場など、リソースを集中して、エコシステムの構築を優先的に進める場を設定する必要があります。3つ目は、全体の設計図の描画です。どのようか価値を生み出し、誰を巻き込むか。自社としてはどのようなビジネスモデルで長期的に収益を上げていくか、そうした全体像を設計する必要があります。4つ目は、取り組みを持続的なものとするための進め方です。通常、本社を中心とした取り組みは失敗しがちです。地域に根差した取り組みを進め成功させ、それを展開していくといったことが重要です。

ネスレのサプライヤー育成、ノボ・ノルディスクの糖尿病市場の創造など、CSVの先進企業は、エコシステム構築の型を持っています。自社のパーパスに適したエコシステム構築の型を持つことは、CSVを進めていく上で、極めて重要です。

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