ベクテルのSDGsへの100の貢献

2018-07-25 11:49 pm

米国の世界最大級の建設会社ベクテルが2030年に向けた目標として、「SDGsの実現に向けた100のアイデアに貢献する」を掲げています。そして、ベクテルは、この目標に関して、”Build100”というブログで、情報を提供しています。なお、Build100は、「ベクテルと業界エキスパートが、次の100年にインパクトを及ぼすグローバルのサステナビリティ課題に関する洞察とイノベーションをシェアする」ためのものとしており、Build100は、100のアイデアではなく、100年後を意味しているようです。

blog.bechtel.com/

Build100で提供される情報の中に、IDEA#1などという記載とともに、SDGsのロゴが付いているものがありますが、これがベクテルのSDGsへの貢献アイデアのようです。最近、IDEA#6が掲載されていますので、今のところ、6のアイデアへの貢献を実現しているようです。

ベクテルのIDEA#6は、「透過性のあるコンクリートで、洪水をコントロールする」というもので、SDG11.b「2020 年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組 2015-2030 に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う」に貢献するものです。

都市化と気候変動という2大マクロトレンドの影響で、都市における洪水のリスクが世界的に高まっています。都市がコンクリートで埋め尽くされると、雨水を吸収する土地がなくなります。そのため、強い雨による洪水リスクが高まります。実際、ヒューストンなどで問題が起こっています。「透過性のあるコンクリート」は、この都市の洪水問題解決に貢献するもので、ニューオーリンズなどで導入されています。コンクリートが雨水を透過し、土地がそれを吸収することで、洪水のリスクを軽減します。

ベクテルのSDGs貢献アイデアとしては、それ以外に、SDG7「エネルギー」に貢献する効率的ボイラー、SDG17「パートナーシップ」に貢献するテキスト分析、SDG8「経済成長と働きがい」に貢献するトレーニングプログラム、SDG12「持続可能な生産消費」に貢献するサーキュラーな資源利用などがあります。

ベクテルのように、SDGs貢献プロジェクトなどに対する数値目標を設定して、全社的に取り組みを進めるのは、全社的なSDGsマネジメントとしては王道で、マネジメントや社員の意識を高める上でも優れたやり方だと思います。日本企業も大いに参考にして欲しいですね。

(参考)

www.bechtel.com/sustainability/2030-goals-targets/

blog.bechtel.com/build-100/june-2018/controlling-flooding-with-permeable-concrete/

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