Change the World List 2018。12~23位の紹介

2018-08-29 09:58 pm

前回紹介した”Change the World List 2018”の続きです。12位は、アルファベットです。アルファベットは、最近も傘下のグーグルの姉妹会社「Loon」で、成層圏に気球を打ち上げて世界中にインターネット網を広げるという「Project Loon」を2019年からケニアで展開していくと発表するなど、社会課題への様々な取り組みを行っていますが、今回は、安価なノートPC、クロームブックが評価されています。学校教育の予算が限られる中、米国の高校以下の学校でのシェアは60%となっており、3,000万人以上の学生と先生が、学習支援ツールのグーグルクラスルームを使っています。このビジネスでのグーグルの利益は大きなものではありませんが、次世代がグーグルの技術に慣れ親しむことは、長期的にグーグルに価値を生み出すと考えています。

13位は、オーストラリアの複合企業ウェスファーマーズが、失業率が13倍高い先住民を4,000人規模で雇用し、教育していることなどが評価されて選ばれています。14位は、ブラジル大手化学メーカーのブラスケムが、さとうきび由来のポリエチレン、グリーンプラスチックの開発で選定されています。さとうきびは、生育時にCO2を吸収し、バイオマスはブラスケムの工場のエネルギーとなります。グリーンプラスチックは、ダノン、レゴなど、環境意識の高い150の顧客が使用し、年間20万キロトンのグリーンプラスチックの生産で、85万キロトンのCO2を削減しています。

15位は、インテルです。今回は、イスラエル企業を買収して獲得した自律運転と衝突防止技術を2700万台の車に装備し、自動車事故による死傷者を激減させたことが評価されています。インテルは、衝突防止システムを1,000ドル以下で提供し、技術をさらに広げることを目指しています。16位は、ウォルマートです。世界最大の売上を誇る企業として、サプライチェーンの温室効果ガスを2030年までに1ギガトン(10億トン)削減しようとする“プロジェクト・ギガトン”を開始しています。その実現のために、再生可能エネルギーの導入、パッケージのリサイクル、食品廃棄の削減を、サプライチェーンを巻き込んで進めています。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2895#.W4aMm_ZuJdh

17位は、デルの1部門である仮想化ソフトウェアのVMウェアで、多数のサーバーを集積したサーバーファームの運用コストを下げ、電気消費を削減し、1,500万台の車の走行分にあたる7,600万トンのCO2排出削減に貢献しています。18位は、昨年1位のJPモルガン・チェースで、今年は、なかなか融資が受けられない低所得コミュニティのスタートアップ企業を支援するファンドをNPOと協働で展開し広げていることが評価されています。19位は、途上国でモバイル金融サービスM-PESAを展開するサファリコム/ボーダフォンです。M-PESAは、インドの800万人を含む、世界10ヵ国3,000万人に利用されています。

www.alterna.co.jp/15045/2

20位は、ジョンソン&ジョンソンで、医師や看護師が不足するインドで25万人のヘルスケアワーカーに、低侵襲手術などの先端技術を訓練しているなどで、選ばれています。21位は、米大手電力会社のネクステラ・エナジーで、北米最大の風力発電に加え、太陽光の展開を積極的に進めています。22位は、米医療保険会社ヒューマナで、保険加入者が、孤独、食料不足、輸送バリアなどにより健康的でない日々を過ごすことのないように大胆なゴールを定めて取り組みを進めています。23位は、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラで、カーボンフットプリントの44%削減、インド発のEV販売などが評価されています。

次回は、24位以降をご紹介します。

(参考)

fortune.com/change-the-world/list

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bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

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