Change the World List 2018。47~57位の紹介

2018-09-10 08:56 am

”Change the World List 2018”にリストアップされている企業の取り組み紹介第5弾、最終回です。47位は、アディダスです。このブログでも紹介している海洋プラスチックごみを素材とするシューズの販売が評価されています。1足あたり11個のプラスチックボトルに相当するプラスチックごみを使ったシューズを100万足販売しています。アディダスは、シューズ以外にも、海洋プラスチックごみ製のサッカーのユニフォームやパーカーを販売しています。

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48位は、ペイパル。2.37億のアカウントを持つ米国最大のオンライン・ペイメント企業として、ペイパルは、その影響力を、金融サービスにアクセスできてない人々のために使っています。過去5年で、50億ドル以上を、金融危機の後に銀行がなくなった地域などの15万の小規模事業者に融資しています。

49位は、シーメンス。機械のプロトタイプ作成は、多くの時間を使い多量の廃棄物を生み出しますが、3Dプリンターは、その問題を解決します。鉄道車両から医療機器まであらゆるものを製造するシーメンスは、3Dプリンターを積極的に活用するともに、顧客も同様なメリットが得られるように、3Dプリンターのソフトウェアを提供しています。

50位は、マクドナルドです。2030年までに2015年と比較して、オフィス、店舗、サプライチェーンの温室効果ガスを3分の1削減することにコミットしていますが、そのインパクトは企業同様巨大で、年間3,200万台の自動車の排出分に匹敵します。マクドナルドがSBTを設定したことも、象徴的な動きとして、多くの企業に影響を及ぼしています。

51位は、ノルウェーのテレコム企業テレノールです。医療アクセスが限られるバングラデュで、アプリを用いてヘルスケアに関するアドバイスを提供しています。テレノールのグラミンフォン契約者のうち500万人が、健康的で衛生的な習慣を維持するためのアプリを使っています。また、テレノールは、1分6セントで医療アドバイスが得られるサービス、医療サービスや入院に関わる金融面でのサポートも提供しています。

52位は、デロイトです。AIやロボティクスなどのテクノロジーは、多くの人々に仕事を変えることを求めます。フォーチュン500企業が、テクノロジーの変化をどう取り入れるかを支援しているデロイトは、26万5千人のプロフェッショナルが。新しいスキルを身に着けることを優先的課題と認識しています。世界6つのデロイト大学で、毎年6万5千のスタッフが新しいスキルを身に着けるべく、教育を受けています。また、デロイトの人財が転職することで、そうしたスキルが他企業にも広がっています。

53位は、中国の大手ライドシェア企業滴滴出行です。滴滴出行は、中国特有の渋滞問題を解決するため、20以上の地域政府と連携し、スマートな信号やリバーシブル・レーンなどを導入して、渋滞のピークを緩和しています。ある地域では、交通の遅延が20%改善され、通勤時間を総計1,150万時間減らすことができました。これは、滴滴出行のドライバーの収益向上、カーボン排出削減にもつながっています。

54位は、アボットです。アボットの70億ドルの栄養ビジネスは、高品質ミルクの信頼できる供給に依存しています。NPOテクノサーブおよびインドの酪農場と協働し、アボットは、半数を女性とするインドの農家に対し、高品質ミルクを継続的に生産するノウハウを教育しています。これにより高品質ミルクの供給は倍増し、農家の収入も倍増、アボットの栄養ビジネスのレベルも大いに向上しています。

55位は、GAP。流通は、エントリーレベルの職業として、意思決定や時間マネジメントといった、どんな仕事でも必要なソフトスキルを必要としますが、GAPは、所謂ニートの若者に対し、NGOと協働した若者を雇用するプログラムで、こうしたソフトスキルを教育しています。これまでに、5,300人がこのプログラムを受け、その後高い確率で、学校に復帰して卒業するか、雇用を得ています。

56位は、スペイン最大の銀行、サンタンデール銀行です。世界で最も高等教育に貢献している企業と評価されるサンタンデール銀行は、2017年だけで、18.3億ドル以上を大学に投資し、39,000人に奨学金を提供しています。また、大学で起業家育成プログラムも推進しています。こうした取り組みを通じて、将来の社員や顧客を育てています。

57位は、ペプシコです。ペプシコは、その巨大な購買力とブランドの力で、持続可能な生産消費に向けたプログラムを展開しています。38カ国の4万以上の生産者と協働し、資源投入を最小化して生産性を最大化する精密農業技術などのベストプラクティスを実践しています。サステナビリティに明確に貢献する製品の売上は、米国で年率5%で成長しており、ビジネス面でもメリットがあります。また、ペプシコ財団の1,000万ドルの投資で、5年間で追加の70億の容器を収集する目標を掲げ、業界をあげた家庭のリサイクル促進の取り組みを進めています。

(参考)

fortune.com/change-the-world/list

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