たばこ会社のCSV-原材料の可能性を追求する

2018-09-19 06:21 pm

SDG3.a「すべての国々において、たばこの規制に関する世界保健枠組条約の実施を適宜強化する」。方法を示すアルファベット項目であり、たばこを直接規制するゴールではありませんが、たばこ会社にとって、健康面を中心とした社会課題にどう対応していくかは、死活問題です。以前書いたブログでは、電子たばこや加熱式たばこから技術を展開し、テクノロジー&サイエンス企業となる可能性を示しました。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3333#.W5yojPZuJdg

また、以前、ボーイングと航空会社が協働で、たばこからバイオ燃料を生成しようとしていることを紹介しました。たばこをバイオ燃料として活用することで、たばこ農家の生活を維持しつつ、航空会社などに求められる化石燃料代替、CO2排出削減を進める優れたCSVのコンセプトです。たばこがバイオ燃料になるなら、バイオプラスチックなどにも活用できるかも知れません。バイオプラスチックは、原材料として食物を使うことが懸念されますが、たばこが原料であれば、問題ありません。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1521#.W5ypHPZuJdg

たばこからワクチンをつくるという動きもあります。カナダのバイオテクノロジー企業が、たばこを使ったインフルエンザワクチンの試験を進めており、2020年の販売を目指しています。現在のインフルエンザワクチンは、卵の中で育てられるため、製造に時間がかかってしまい、その間にウィルスが変異して効かなくなることがあります。たばこからインフルエンザワクチンをつくることで、ウィルスの製作期間を従来の6カ月から6週間に短縮します。さらに、たばこからの製造は、コストを削減し、大量生産することが可能とのことです。このカナダ企業の株の40%はフィリップ・モリスが持っています。

たばこ会社が、たばこを人々の健康を害するのではなく、人々の健康を増進するほうに使うようになれば、これは優れたCSVとなります。たばこをバイオ燃料やバイオプラスチックなど環境問題の解決に使うことも含め、たばこという原材料の可能性を追求することは、たばこ会社のミッションだと思います。今後の展開に期待したいですね。

(参考)

headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180407-00020478-forbes-bus_all

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

CSV戦略ポテンシャル診断サービス
「CSV戦略ポテンシャル診断」サービスページ

コメントを書く







コメント内容


Copyright(c) 2012 Cre-en All Rights Reserved.