本質的に経営とSDGsを統合するには?―SDGsによるガバナンス

2018-10-24 06:53 pm

SDGsの認知率は、今年9月の朝日新聞の調査によれば14%、電通の4月の調査によれば15%です。いずれの調査でも、男性のほうが女性よりも認知率が高く、電通の調査では男性20代が32%と認知率が高くなっています。なお、電通は、海外でも調査を行っており、世界20カ国・地域のSDGs認知率は51.6%、ベトナムでは80%以上となっており、世界的に見ると、日本の認知率は突出して低いという結果になっています。

miraimedia.asahi.com/sdgs2030/sdgs_survey03/

news.mynavi.jp/article/20180404-611262/

サステナビリティ界隈では、SDGsは“盛り上がっている”という印象ですが、一般には、上記調査のような浸透レベルでしょう。しかし、朝日新聞調査では、管理職の認知率が27%になっていますが、大企業の経営レベルでは、関心が高まっていると感じます。

大企業では、SDGsの社内浸透の取り組みも明らかに増えていますし、統合レポートやCSRレポートなどで、SDGsへの貢献を社内外に積極的にアピールするようになっています。SDGsの優先課題を設定する企業、中期経営計画の中でSDGsへの貢献を謳う企業も増えています。しかし、現在のところ、コミュニケーション上での変化に留まっており、事業や戦略は、本質的には何も変化していません。業界団体や企業で、委員会や専門組織を設けてSDGsへの取り組みを検討する動きも出てきていますが、社会貢献を超えて、事業や戦略に本質的にSDGsを統合するのは、容易ではないでしょう。

事業やSDGsを経営に本質的に統合するには、このブログでも何度も書いていますが、CSVアプローチがカギを握っています。企業の強みやバリューチェーンとSDGsとの関係性をマクロ的・ミクロ的に精査し、そこに利益創出の機会や企業価値を持続するために必要な取り組みを見出します。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3089#.W8voQPZuJdg

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3010#.W8vqh_ZuJdg

CSVアプローチによる経営とSDGsとの統合は、基本的には、事業戦略レベルでの取り組みが中心となりますが、より本質的に経営とSDGsを統合するには、SDGsの特定のゴール・ターゲットを経営の軸に据えることが求められます。ネスレが「栄養・健康・ウェルネス」を経営の軸に据えているように、SDGsの特定のゴール・ターゲットを企業のパーパスとして掲げ、経営の判断軸とします。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2618#.W8vy8vZuJdg

すべての経営判断を利益創出に加え、SDGsと関連付けたパーパス実現の観点から行うことで、SDGsへの貢献と持続可能な経営を両立させる。このようにSDGsによるガバナンスを効かせることが、最も本質的なSDGsへの貢献であり、CSV経営です。

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

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