海洋プラスチックのサプライチェーンを創る!

2018-10-31 09:06 pm

海洋プラスチック問題が注目される中、海洋プラスチックや廃棄プラスチックを資源として活用しようという動きが進みつつあります。このブログでも紹介しているアディダスが、海洋プラスチックを原材料として、シューズやウェアを作っているのは、その代表例です。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3329#.W9QM9vZuJdg

最近、オランダ人ボイヤン・スラット氏が立ち上げたNPO海洋プラスチック回収船の出航が話題になっていました。スラット氏は、5年以内に太平洋ごみベルトのプラスチックごみの50%を回収すると言っています。これが実現すれば、相当量の海洋プラスチックが回収できるとともに、資源として活用することが可能となります。

海洋プラスチックを資源として活用するためには、そのためのバリューチェーン構築が必要となります。海洋プラスチックを回収するバリューチェーン構築は、今後の取り組みとなるかと思いますが、海洋プラスチック対策として、海洋に流れ込む前のプラスチック回収のバリューチェーン構築の動きは、既に始まっています。

以前紹介したように、HPは、ハイチで、プラスチックごみが海洋に流れ込むのを防ぐため、プラスチックボトルをリサイクルしてインクカートリッジとするバリューチェーンを構築しています。この取組みは、着実に拡大し、1200万以上のプラスチックボトルに当たる250トンのプラスチックを回収しています。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2974#.W9QKf_ZuJdg

そのHPが最近、NextWave Plasticsというイニシアチブに参画しました。NextWave Plasticsは、デルと環境NGOのLonely Whaleが立ち上げた海洋プラスチック対策の取り組みを拡大したもので、海洋プラスチック対策となるバリューチェーン構築を目指しています。デル、HP以外に、イケア、GM、インターフェースなど10組織が加盟しています。

今のところ、NextWave加盟企業は、海洋プラスチック対策について、それぞれの取り組みを進めていますが、共有目的を持つ企業が協働することで、バリューチェーンをスケールアップし、CSVを実現し、インパクトを最大化できると考えています。NextWaveのメンバーは、SDG14.1に貢献し、2025年までに、最低12億本の使い捨てプラスチックボトルに当たる25,000トンのプラスチックが海洋に流れ込むことを防ぐことにコミットしています。

このようなコラボレーションにより、SDGsに貢献するバリューチェーンやエコシステム構築するイニチアチブがいろいろと立ち上がっています。日本企業も、こうした動きを創る、あるいは参加する意識を持つべきです。

(参考)

www.sustainablebrands.com/news_and_views/waste_not/sustainable_brands/hp_ikea_join_group_developing_global_supply_chain_ocean-

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

CSV戦略ポテンシャル診断サービス
「CSV戦略ポテンシャル診断」サービスページ

コメントを書く







コメント内容


Copyright(c) 2012 Cre-en All Rights Reserved.