女性の力が世界と日本の未来を創る!

2019-02-28 09:43 am

米国で、「およそ30年で人口は減り始める」と予測する書籍「Empty Planet」が話題になっているそうです。国連は、人口は2050年に90億人、2100年には110億人程度にまで増え、その後安定化すると予測しています。「Empty Planet」では、減少がそれよりもずっと早く起こり、「いったん減少が始まれば、二度と増加に転じることはない」としています。日本で今起こっていることが、世界的に起こるということです。

「Empty Planet」の著者が人口減少を予測する最大の要因は、女子教育の普及です。国連の人口予測モデルは、出生率、移動率、死亡率の3つのデータに基づいており、女子教育の普及や都市化の速度は考慮されていません。ここに女子教育の改善という変数を導入するだけで、2100年の人口は80~90億となるそうです。

国連は、アフリカの出生率が2025年までほとんど変わらないと予測していますが、現在は低所得国でも女子の6割が初等教育を修了しています。教育を受けた女性は、子供にも良い教育を受けさせたいと考え、そのために子供の数を減らしたいと考えます、子供の死亡率の低減や避妊具の普及もあり、子供の数が急速に減る可能性があるということです。実際、フィリピンでは、2003年から2018年の間に、出生率が3.7から2.7に減っています。15年で各家庭の子供が1人減るというのは、驚くべき変化です。

環境負荷や食料問題など、人口の急速な増加は、多くの問題の要因となっています。女性教育の普及、それを妨げる女性差別の撤廃は、人口増加を抑制し、様々な社会課題解決、SDGs実現に大きな波及効果があります。SDG5「ジェンダー平等」は、他の多くのSDGsの実現に貢献します。女性に力を与えることが、未来を創るのです。

日本でも女性の力が期待されています。日本のバブル崩壊を予測したことで有名な英エコノミスト誌元編集長ビル・エモット氏は、「日本の未来を担うのは大学を卒業した女性である」として、女性活躍が日本の希望であるとしています。1980年代は、短大へ進学する女性が多く、女性の4年制大学進学率は12~15%で、34~40%だった男性と大きな差がありました。しかし直近では、女性の4年生大学進学室は50%に達しており、男性との差は数%に縮小しています。

日本は現在のところ、女性活躍後進国として世界的に名高いですが、これが大きく変わる可能性があります。年功序列がいまだ根強い中で、現在は80年代に大学を卒業した人々が主導的の立場を占めています。しかし今後は、男女の学歴差の影響もなくなり、主導的立場に就く女性が増えると考えられます。そうした女性が日本の組織の文化を変え、新しい価値を吹き込んでくれるでしょう。日本でも女性の力が未来を創ることが期待されています。

(参考)

wired.jp/2019/02/20/world-might-actually-run-out-of-people/

日本経済新聞2019年1月11日(金)経済教室「『嘆かわしい20年』に決別を」ビル・エモット

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参考CSV情報

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2856747026032018000000?page=5

bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2856746026032018000000

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