グーグル・アイデアズの基本原則

2013-06-27 08:45 am

グーグルは、フォーチュン誌が毎年発表する「働きがいのある企業100社」で、昨年、今年と連続して1位を獲得しています。また、ビジネスウィーク誌が発表する革新的企業ランキングでも、アップルに次いで2位に入っています。

無料のおいしい社食からスイミングスパ、さらには育児サービスなどの社員の生産性を重視した福利厚生、勤務時間の20%を個人的な創造活動に充てることが認められているなどの自由な風土が、グーグルが働きがいのある、イノベーティブな企業である理由であることは間違いないと思います。しかし、それに加えて、グーグルの理念というものも重要ではないかと思います。

グーグルは、「世界中の情報を整理する」という使命、「邪悪になるな」という社是など、社会に価値を提供するという考え方を明確に打ち出しています。また、グーグル・アイデアズという社会革新部門の基本原則も秀逸です。グーグル・アイデアズは、自社の革新性と動員力を活かして社会の最も差し迫った問題に取り組むことを目指しています。

【グーグル・アイデアズの基本原則】

  1. 長期的には、株主と社会全体の利害は一致する。地球を「よりよく」すれば企業の利益になり、企業を「よりよく」すれば人類全体の利益になる。
  2. 企業は当然のように社会から正当な存在と見なされるわけではない。正当性は疑われる可能性があり、実際に疑われるだろうから、護り続けなければいけない。
  3. 市民や消費者は企業に対して、社会的責任を果たすだけではなく社会を革新するよう期待する。
  4. 構造的な問題は、ひとつの組織や、会議室でテーブルを囲む人々だけで解決できるわけではない。企業は、適切な団体を動員したり、「出陣」したりする態勢が稀に見るほど整っているのだから、公共団体やNGOの精力的なパートナーになる必要がある。
  5. 「邪悪にならない」は最低限の基準である。企業は今日、社会的なバランスシートを強化するために積極的な戦略を持つ必要がある。これに関しても、他のあらゆる分野と同じく、先頭に立つ以外の選択肢はない。

まさにCSVを謳っています。私などは、こうした基本原則を聞くと、もしITの知見があればグーグルで働いてみたいなと思ってしまいますが、こうした基本理念は、グーグルのソフトパワーの源泉になっているのではないでしょうか。

(参考)

「経営は何をすべきか」ゲイリー・ハメル著(ダイヤモンド社、2013年)

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