
昨今、企業にも対応が求められる「生物多様性」に関して、概念の理解から、取り組み方針や計画の策定、さらにはフィールドでの生態系調査や周辺ステークホルダーとの協働プログラム等の企画・実行まで、お客様のニーズに即したコンサルティングを実施します。
プロジェクトの目的・考え方
現在、多くの日本企業では、生物多様性がどのように自社の事業と関係してくるのかを明確に把握しきれていないといえます。この背景には、生物多様性が扱う領域が広い点や、これまで意識されずに企業経営がなされてきたために、改めてその概念を捉えなおすことの難しさがあると言えます。そのため、企業が生物多様性への対応を検討する場合には、専門的な知見を交えながら、適切な切り口により自社の事業との関連性を見極めながら進めていくことが重要です。
クレアンは、生物多様性に関する第一線の専門家による知見とコンサルティングの専門性をもとに、業界特性や企業の状況等を踏まえて、企業経営の中で生物多様性の視点を最適かつ効果的に盛り込み、対応していくための支援をご提供いたします(プロジェクトの流れをご参照)。
また、生物多様性に配慮した調達や、生物多様性の視点を踏まえた社会貢献活動やステークホルダーとのフィールドワークまで、生物多様性に関連する豊富な経験を元にした、現場視点のサービスでお客様のニーズにお応えします(テーマ別サービスをご参照)。
1.生物多様性の基本的な考え方や一般的な企業との関係性及び対応の必要性などについて理解
2.業界動向や他社の取り組み内容及びレベルを把握
3.事業プロセスに沿って、事業と生物多様性との関係性(依存と影響)を分析し、可視化
1.理念体系を確認し、左記の関係性調査の結果を踏まえた生物多様性に関する方針を策定
2.生物多様性に関する自社が取り組むべき重要テーマを抽出し、優先順位を明確化
1.重要テーマについて、中長期的な目指すべきゴールを設定
2.関係部門およびステークホルダーの視点も交え、具体的な活動計画を策定
3.ステークホルダーとの協働に向けたパートナーシップ構築
標準期間:4~6ヶ月
プロジェクトに関係する部門: 経営層、環境部、購買部、総務部 等
テーマ別サービス
事業プロセスにおける生物多様性保全
- 製品および製品を構成する原材料と生物多様性との関係性を整理し、生物多様性への配慮要件を製品開発・設計に導入
- 原材料が天然資源(生物資源、水資源、鉱石資源など)の場合には、生物多様性配慮の視点から、調達状況の把握と課題の洗い出し、対応策の策定を実施(可能な限り現地のフィールド調査を実施)。
- さらに、生物多様性保全にむけた資源戦略を立案
- 生産プロセスで発生する排気・排水・排出物などが生物多様性に与える影響を評価し、負の影響をなるべく抑えるような生産プロセスの見直し等を支援
- 生物多様性に関する消費者への訴求ポイントを整理し、コーズ・リレーテッド・マーケティングの手法なども取り入れながら、最適な販売戦略を策定
社会貢献活動
- 社会貢献活動のフィールドにおける生物多様性の現状調査を行い、生物多様性配慮の視点からのプログラムを評価
- 生物多様性についての理解を深めることを目的とした教育・啓発プログラム(例えば参加者によって定期的に生物多様性の状況をモニタリングするプログラム等)を企画・設計
- 生物多様性についての理解を深めることを目的とした教育・啓発プログラム(例えば参加者によって定期的に生物多様性の状況をモニタリングするプログラム等)を企画・設計
- フィールド調査および社会貢献プログラムの実施に向けて、ステークホルダーとの関係を整理し、協働体制を構築
- 実際のプログラム実施に当たり、当日の講師およびコーディネーターを担当
- 必要に応じて、生物種の同定やプログラムの結果の取りまとめも実施
その他のサービス
- 開発予定エリアにおいて生物多様性調査を実施し、周辺ステークホルダーの意見収集をふまえて、生物多様性への負荷低減や生物多様性や景観の保全に向けたアドバイスを提供
- 環境アセスメント調査の結果に対して、現地の生物多様性調査を実施した上で、生物多様性の視点から第三者評価を提供
- 生物多様性の視点から地域の特徴を見出し、希少生物の保全や伝統的な文化・技能などの保全を通じて、農村・漁村の地域活性化にむけた取り組みを企画・実行を支援
現場での活動事例
コンサルティング実績
- 大手飲料メーカー (競合調査/事業と生物多様性の関連性把握/自社の取り組み整理・評価/今後の取り組み優先順位づけ/水源域における保全活動支援)
- 大手食品メーカー (マネジメント層の理解促進にむけたレクチャー実施/自社及び競合・ベンチマーク調査/生物多様性方針の策定/取り組み実施エリアにおける生態系フィールド調査)
- 自動車部材メーカー (マネジメント層の理解促進にむけたレクチャーの実施/生物多様性に関する経営リスク・機会分析/生物多様性方針の策定/実施計画の策定支援/拠点における生物多様性の保全に向けた基礎調査の実施/海外の原材料調達先における現地調査アドバイス)
- 大手エネルギー企業 (マネジメント層の理解促進にむけたレクチャー実施/リーダー研修の企画・運営)
- 大手化粧品メーカー (マネジメント層の理解促進にむけたレクチャー実施)
- 大手食品メーカー (社有林における生態系フィールド調査と生態系管理計画の策定/生物多様性に関するステークホルダーダイアログ/森林と干潟をつなげるエコツアーの実施)
- 大手食品メーカー (調達先の農地における生物多様性の実態調査)
- 自動車部材メーカー (拠点における生物多様性の保全に向けた基礎調査の実施/生物多様性に関するステークホルダーダイアログ/海外の原材料調達先における生物多様性の実態調査)
- 大手エネルギー企業 (事業と生物多様性の関連性把握調査)