コンサルティング

経営戦略を立てる

事業基盤の強化

CSR活動や社会貢献活動は、戦略的に行うことで自社の事業競争力を向上させることが可能です。事業と切り離して検討されがちなこれらの活動を、事業の競争力向上につなげるという視点で検討・実施することを支援します。

プロジェクトの目的・考え方

戦略的CSRとは、CSR活動や社会貢献活動を、事業の競争力向上につながるように、戦略的に行う取り組みです。具体的には、CSR活動や社会貢献活動における社会・環境課題への対応を、下記のような事業実施上の「競争基盤」を強化する視点で検討します。

  • 人材、周辺産業、輸送網等の事業インフラ
  • 規制、慣行等の競争インフラ
  • 消費レベル、顧客嗜好等の需要規模・性質
  • 先端ニーズ把握、技術蓄積等の事業ノウハウ

強化すべき事業基盤は、事業特性や事業戦略により異なるため、個々の事業ごとに戦略策定と同様のフレームワークを用いて検討することが求められます。

プロジェクトの流れ

STEP1 重要競争基盤の同定 1.事業の現状・構造を理解し、自社の戦略実現、競争力強化のため(現在および将来において)重要な競争基盤を同定 5Forcesによる事業構造分析 3C、SWOTによる事業の現状分析 長期的トレンド・シナリオ分析、等
STEP2 戦略的CSR仮説の構築 1.重要競争基盤と解決が期待される社会・環境課題、自社ミッションおよび強み・リソースから戦略的CSR仮説を構築 自社ミッションからの「なすべきこと」、自社の強みやリソースからの「できること」の双方の視点を考慮
STEP3 仮説の検証・具現化 1.関連する一次・二次情報により仮説を精査、「実現可能性」×「インパクト」によるスクリーニングを実施し、取り組むべき戦略的CSR活動を同定 2.意欲重視で選定したプロジェクトチームによる実行 社内公募等による意欲ある人材を選任 戦略的CSR活動の具体化・アクションプランを策定 社内外の幅広いステークホルダーの巻き込み
STEP1 重要競争基盤の同定 1.事業の現状・構造を理解し、自社の戦略実現、競争力強化のため(現在および将来において)重要な競争基盤を同定 5Forcesによる事業構造分析 3C、SWOTによる事業の現状分析 長期的トレンド・シナリオ分析、等
STEP2 戦略的CSR仮説の構築 1.重要競争基盤と解決が期待される社会・環境課題、自社ミッションおよび強み・リソースから戦略的CSR仮説を構築 自社ミッションからの「なすべきこと」、自社の強みやリソースからの「できること」の双方の視点を考慮
STEP3 仮説の検証・具現化 1.関連する一次・二次情報により仮説を精査、「実現可能性」×「インパクト」によるスクリーニングを実施し、取り組むべき戦略的CSR活動を同定 2.意欲重視で選定したプロジェクトチームによる実行 社内公募等による意欲ある人材を選任 戦略的CSR活動の具体化・アクションプランを策定 社内外の幅広いステークホルダーの巻き込み
事業基盤の強化に向けた戦略的CSR

標準期間:1~3ヶ月
プロジェクトに関係する部門: 経営企画部門、関連事業部門

具体事例

マイクロソフトでは、慢性的に労働力が不足するIT業界において、IT教育を受けた人材こそが自社にとって重要な競争基盤であるとの理解に基づき、体系的なITカリキュラムがなく教室で使われるIT機器も古く、教育者の育成プログラムもなかった米国のコミュニティカレッジ(2年制の短期大学、大学在学者の45%を占める)の課題に対応するため、寄付金や機材提供のほか、社員からボランティアを募り、各校のニーズを評価させてカリキュラムの立案に協力、人材の育成に尽力しています。こうした活動は、マイクロソフトにとって、IT人材の安定的な確保に間接的に寄与しています。

一方、ネスレでは、原材料の供給者である農家の生産物価値と品質の向上による農村社会の発展支援こそが自社の競争力向上に繋がるとの理解に基づき、21ヵ国28のプロジェクトを通じ、11万人以上の農業従事者に対して品質向上ノウハウの教育、原料集荷・保存設備の提供等に加え、医療改善等のサポートや援助を実施しています。こうした活動は、高品質原料の安定調達につながるとともに、途上国の購買力向上により市場を拡大し、先行参入することにも貢献しています。