サーキュラー・エコノミーの先進8企業

2016-08-16 01:06 pm

生産と消費の形態を変え、無駄を資源として生かす持続可能なビジネスモデルを構築しようとするサーキュラー・エコノミーは、従来の3Rなどの環境の取り組みを超えて、シェアード・バリューなビジネスを創出する動きとして、広まっています。サーキュラー・エコノミーも様々なビジネスモデルが提唱されていますが、代表的な事例とされているスタートアップと大企業の8企業の取り組みを紹介します。

【Thread】
米ピッツバーグの企業「スレッド」は、ハイチとホンジュラスの道路や運河から回収されたプラスチックボトルを繊維に変え、消費財の原材料として活用しています。ハイチとホンジュラスのゴミを減らすとともに、貧困地域の生活を改善しています。スレッドが提供する繊維は、最近ティバーランドが自社ブランド商品として提供しています。スレッドは、このアップサイクルの全工程をトレースして、透明性を高めています。

【Looptworks】
2009年に設立された「ループワークス」は、廃棄材料を長く使える“意味ある”製品、ジャケット、パーカー、スカート、Tシャツなどに転換しています。2014年には、サウスウエスト航空の使用済みシート皮革をサッカーボール、バッグなどに転換しています。昨年は、アラスカ航空の使用済みシートをハンドバッグや財布に転換しています。ループワークスは、このように使用済みの材料をデザインを付与したアップサイクル商品を販売しています。

【LanzaTech】
ランザテックは、カーボンに対するサーキュラー・エコノミーの原則を採用し、廃棄されたカーボンを問題から機会に転換しています。微生物技術を用いたガス発酵プロセスで、カーボンが豊富な廃棄物や残渣などを価値のある燃料や化学製品に転換しています。ランザテックは、鉄鋼製造、石油精製、化学製造といった工業プロセス、農業残渣、都市廃棄物などからのカーボンをターゲットとして、価値を創造しています。

【Method】
メッソドは、デザイン性の高いパッケージの洗剤などを販売しています。サーキュラー・エコノミーの原則を持ち、永遠にリサイクルできる材料の使用、再生可能エネルギーの使用、“ゆりかごからゆりかごへ”認証の取得などを推進しています。また、海洋廃棄物を利用したパッケージの商品などを提供しています。

【Dell】
デルは、技術革新と製品ライフサイクルの短期化による電子廃棄物の拡大を認識し、“サーキュラーな”サプライチェーンを構築しています。昨年、デルは、プラスチックをリサイクルするサプライチェーンの拡大や回収されたカーボンファイバーを原材料とした製品化などを発表しています。また、2020年までに、5,000万ポンドのリサイクル材料の利用、20億ポンドの電子廃棄物の再生という目標を掲げています。

【Levi Strauss】
リーバイスは、240億ポンドのジーンズなどの衣料廃棄物を生み出している企業として、短期および長期のサーキュラー・エコノミーのイニチアチブを推進しています。すべてのリーバイスストアは、他社を含むすべてのブランドの古着を回収し、パートナー企業と協業しアップサイクルしています。回収された古着は、ビルの断熱材、クッション材料、新しい衣類のための繊維などに活用されています。また、2020年までにクローズド・ループ製品のインフラを構築しようとしており、将来的には、古いジーンズから新しいジーンズを作りたいとしています。

【Timberland】
ティンバーランドは、タイヤメーカーおよび流通企業と協業し、使用済みタイヤをシューズのアウトソールにリサイクルしています。これは、タイヤ産業とシューズ産業というゴムの2大ユーザーのコラボレーションとなります。

【Energizer】
エナジャイザーは、リサイクルが難しい電池にサーキュラー・エコノミーの原則を適用しています。4%リサイクルされた電池を利用したエコな電池を生産しています。まだ再利用の割合は小さいものの、新しいサプライチェーン構築に力を注いでいます。

(参考)

www.greenbiz.com/article/8-companies-watch-circular-economy

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