世界で最も優れたパーパス・ブランドのランキング

2016-09-26 08:53 am

Radley Yeldarという英国のクリエイティブのコンサルティング会社が、”Fit for Purpose”というインデックスで、パーパスを掲げ、実践している企業を評価しランク付けしています。FT500およびEurofirst100から選定した180以上のブランドを評価したもので、1位ユニリーバ、2位ロイズ・バンキング・グループ、3位フィリップス、4位ブリティッシュ・ランド、5位ノボノルディスク、6位ピアソンなどとなっています。日本企業では、19位にホンダ、38位に日立、67位にトヨタ、96位にソニーが入っています。

評価は、パーパスが本物でビジョナリーなものとなっているか、パーパスがブランドストーリーで用いられているか、などの”Purpose and story”、ブランドのキャンペーンでパーパスが明確になっているか、などの”Communication”、ビジネスモデルやビジネス戦略にパーパスが如何に統合されているか、などの”Performance”、リーダーシップがパーパスをサポートしているか、などの”Behaviours”の4カテゴリー27項目で行われています。

ランキング1位のユニリーバは、サステナブル・リビング・プランを軸として、社会とビジネスのサステナビリティを促進する様々な取り組みやコミュニケーションを進めています。2位のロイズ・バンキング・グループは、手に入れやすい価格の住宅の提供、中小企業の支援といった英国の繁栄のために取り組む社会的課題に関する計画”Helping Britain Prosper Plan”を策定し、28の目標について毎年のパフォーマンスを開示しています。

3位のフィリップスは、ソーシャル・メディアでのパーパスのコミュニケーションに優れています。呼吸疾患の患者がフィリップスのソリューションの力を得てアポロシアターで合唱を行うまでの様子を描いたビデオ”Breathless Choir”が850万ビューを獲得するなど、フィリップスのイノベーションが人々のQOLを如何に高めているかを、ストーリーでうまく伝えています。

www.philips.co.jp/a-w/innovationandyou/article/extended-story/breathless-choir.html

www.youtube.com/watch?v=3WOJJ7NMJ80

4位のブリティッシュ・ランドは、不動産会社として、顧客や利用者に寄り添い、人々がそこで過ごしたいと思える活気あふれる魅力的な場所を提供しています。そのために、過去4年間で15万人の消費者サーベイを行い、人々が空間に何を望むかについて深い洞察を得ています。5位のノボノルディスクは、創業以来100年間、糖尿病の苦しみから人々を解放することにフォーカスしていますが、そのパーパスは、ノボノルディスク・ウェイとして組織の行動様式に組み込まれています。

“Fit for Purpose”で評価されるトップ100ブランドのうち83%は、パーパス実現において、競合、パートナー企業、ベンチャー企業、社員、消費者などとコラボレーションしているとしています。そして、”Fir for Purpose”のレポートで、コラボレーションを重視する21世紀型の思考を”Collective Thinking”と呼んでいます。CSVのアプローチとしてもマルチステークホルダーによるコラボレーションである”Collective Impact”が重視されていますが、共通のパーパスを掲げる複数組織のコラボレーションによるインパクトの創出は、世界的な流れとなっています。

(参考)

www.sustainablebrands.com/news_and_views/collaboration/sustainable_brands/worlds_most_purposeful_brands_collaboration_key_putt

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡下さい。

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