スポーツとCSV-日本ハムとBリーグの挑戦-

2017-01-16 08:42 am

昨年の日本シリーズは、北海道日本ハムファイターズの優勝で幕を閉じました。個人的には、広島のファンなので残念だったのですが、ファイターズも大谷選手だけでなく全体として纏まった良いチームでした。スター選手を集めるのではなく、スカウティングと育成を重視する地域に根ざした球団同士の日本シリーズは、プロ野球の新しい流れを象徴しているようにも感じました。

ところで、プロ野球のオーナー企業が球団を保有する理由としては、広告宣伝効果が大きいと思いますが、日本ハムの場合は、社会貢献に貢献したいという思いから球団経営を始めています。以下、日本ハム創業者の大社義規氏の言葉を引用します。

「これからの国をささえる若者たちが健やかに育ってもらうためには大いにスポーツをやってもらわねばなりません。動物性蛋白を供給するのが、健康、体位向上への社会貢献なら、健全なプロ野球の発展に尽くすのも社会への貢献だと私は思います。今後は、この両事業を通じて、国民の健康と体位向上に、及ばずながら全力投球したいと念願する次第であります。」

日本ハムは、私も策定を支援させて頂いたマテリアリティに「食とスポーツで心と体の元気を応援」を掲げ、「食とスポーツを手がける企業として、心と体の健康づくりに貢献していく」こととしていますが、今後の活動にも期待したいところです。

また、スポーツは、自ら実践して心と体の健康づくりに貢献するとともに、多くの人々を熱狂させるものであり、プロスポーツ選手は、多くの人々の注目と尊敬を集める存在です。プロスポーツ選手が社会課題に取り組むことは、社会課題への関心を集め、社会課題の解決につながります。こうした観点から、米プロバスケットリーグNBAは、「NBA選手はその知名度によって、社会に対し効果的な変革をもたらすことができる」との考えのもと、NBA、選手、チームが1億ドルの寄付、100万時間のボランティアなどで社会課題の解決に貢献する「NBAケアーズ」という取り組みを進めています。

nbatvaffilates.com/japan/051021_NBACARES.html

昨秋に開幕した日本のプロバスケットリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」も負けていません。「B.LEAGUEの活動の舞台は、アリーナだけではありません。環境・貧困・ジェンダーなど、直面する社会問題にも取り組みます」「SDGsに向かって、Planet、Peace、Peopleの3つの領域で、私たちは活動を続けます」として、「B.LEAGUE Hope -未来へのパスをつなごう!」というソーシャルイノベーションの実現を目指す活動をスタートしました。

www.bleague.jp/b-hope/

マイケル・ポーター教授が、以前「CSV in Sports」という講演を行っていますが、CSVの視点も入れて多くの企業も巻き込みながら、「B.LEAGUE Hope」などの活動が社会とともに発展することを期待したいですね。

www.hbs.edu/faculty/Publication%20Files/20110927%20-%20Beyond%20Sport%20-%20CSV%20-%20FINAL_437fb584-0b16-4903-a915-d5e290450aa5.pdf

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡下さい。

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/

CSV戦略ポテンシャル診断サービス
「CSV戦略ポテンシャル診断」サービスページ

Copyright(c) 2012 Cre-en All Rights Reserved.