R&SDによる社会課題対応型イノベーションの実現

2017-08-28 08:52 am

現在、私は、企業のCSR/CSVのコミュニケーションや活動推進を支援するクレアンに所属しています。クレアンに参画した経緯は、前職の経営コンサルティング会社で働いているときに、今で言うCSVを推進したいと思い、情報発信や企業へのアプローチを行っていたのですが、経営コンサルティングで求められる売上規模の仕事はなさそうでした。そうしたときに、たまたま前職のときに手掛けた、化学製品のトリプルボトムライン価値算出の仕事をクレアンに雑誌で取り上げてもらい、クレアンの存在を知ったことがきっかけです。

当時書いたコラムに、日経CSRプロジェクトの「CSRを考える」というコーナーの「R&SDによる社会課題対応型イノベーションの実現」があります。久しぶりに読み返してみましたが、当時も今も基本的に考えていることは、同じですね。

adnet.nikkei.co.jp/a/csr/think/think_R-SD.html

企業には、「価値創出主体としての役割」と「社会の一員としての役割」の2つの役割があるというのは、普遍的な考え方だと思います。単純化すれば、前者がCSV、後者がCSRに関係します。コラムでは、「価値創出主体としての役割」を進化させた“社会課題対応型イノベーション”に期待するとしていますが、これはCSVそのものと言っても良いでしょう。

企業がCSVを推進して社会課題に対応し、政府も巻き込んで大きな社会課題解決に向けた流れを創り出す。そうした流れが出来れば、先行的に対応してきた企業が収益という果実を得ることができるという考えは、政府が内向きになる傾向がある現在では、さらに重要になっていると思います。

タイトルにあるR&SD(Research & Social Development)は、企業の研究所や新事業開発部門における社会インパクトを重視したイノベーション創出の取り組みですが、SDGs、ESGの時代には、社会インパクト重視の取り組みがビジネス・ディベロップメントの観点からも有効となる可能性が高まっています。当時は、「社会課題対応事業は、多くの企業にとって未知の領域であるが故に、市場との対話を通じつつ時間をかけて推進することが必要となる。事業推進の是非についても、拙速に判断することなく、投資額は抑えつつも、腰を据えた長い取り組みが求められる。」と言っていますが、基本的には今でも変わっていないでしょう。しかし、以前よりは、社内の説得材料が増えています。CSVの多くは、相変わらず長期的視点が必要な取り組みではありますが、誰かが中心となって、継続力を持って取り組むことが、企業自身を含む多くのステークホルダーに価値を生み出すと信じます。
※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡下さい。

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bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/

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