貴社にとってのF1は何か?

2017-09-21 08:47 am

「私の幼き頃よりの夢は、自分で製作した自動車で全世界の自動車競争の覇者となることであった」という本田宗一郎の熱き想いのもと、ホンダは、4輪に参入して間もないころに、F1に挑戦しました。このF1挑戦は、ホンダのアイデンティティの1つとなっているほか、世界最高峰の四輪レースという厳しい競争の場で、技術を磨き、人材を育ててきました。2015年に4回目のF1参戦を決めたのも、「電気自動車やハイブリッドカーに必要な環境技術がF1にも用いられるようになり、F1に参戦することが、将来技術の開発や技術者の育成に大きな意義があると判断した」としています。

ホンダにとってF1は、採算性を抜きにして、自社のブランドや社員のモチベーションを高めるとともに、将来技術の開発を促進するものです。以前、BHAGについて書きましたが、ホンダにとってF1挑戦は、社運をかけたとまではいかなくても、全社のエネルギーを集結し高めるものです。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3029#.Wb4gHctrxdg

今の時代、このような自社のアイデンティティとなる取り組みとしては、社会課題に対する大胆な取り組みが考えられます。特に、SDGsという具体的な目標が提示されている中、SDGsに貢献する大胆な取り組みで、企業としての魅力を高め、将来の技術・ノウハウを磨くことが考えられます。

社会課題に大胆に取り組んでいる企業としては、SDGsは気にしていないでしょうが、テスラがあります。「持続可能性なエネルギーを普及させなければ人類は滅びる」という危機感を持ち、EVや宇宙ビジネスに取り組み、「火星に人類を移住させる」ことを目指しています。

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SDGsに関して、ホンダのF1に近いイメージの取り組みをしている企業としては、住友化学があります。オリセットネットという象徴的な製品を持ち、SDGsに全社的に取り組んでいます。SDGs関連に限りませんが、先日紹介したChange the World Listに掲載されている企業は、何らかの象徴的な社会課題への取り組みにチャレンジしています。

個人的には、SDGsの流れを生かしたほうが良いと思いますので、「貴社にとってのF1となるSDGsに対する取り組みは何か?」を考え、それを自社のアイデンティティとする企業が1社でも増えることを期待したいですね。

(参考)

www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1964formulaoneentry/

bizmakoto.jp/makoto/articles/1305/16/news123.html

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