「コラボレーションがSDGs実現のカギ」:BASFのSDGsに対する考え

2018-05-28 08:49 am

世界最大の総合化学メーカーである独BASFは、サステナビリティの取組みでも世界的なリーダーです。BASFは、SDGsについても、ワーキンググループのメンバーとしてその策定に貢献し、実現に向けた取組みを積極的に後押ししています。BASFがどうSDGsに貢献しているか、以下のようなビデオでも表現しています。

そのBASF取締役のSaori Dubourg氏がSDGsについて語っているインタビュー記事の概要を紹介します。SDGsがコラボレーションを促すフレームワークであるという捉え方、非財務価値評価の取組みなど、参考になると思います。

【何故、BASFのような企業がSDGsをサポートすることが重要なのか?】
2050年までに100億人に食料を提供する、手ごろな価格のエネルギー、住宅、ヘルスケア、へのアクセスを可能とするなど、多くのチャレンジがあります。これらのチャレンジは、どんな組織であっても、一つの組織だけで実現することはできません。SDGsは、民間企業、公的機関、市民組織が力を合わせるための優れたフレームワークです。協力と新しいビジネスモデルが、未来のカギを握ります。

【BASFは、どのようにSDGsに貢献しているか?】
我々にとって、成功するビジネスとは、単に富を生み出すことだけを意味するのではなく、価値を創造することを意味します。このことは、SDGsに取り組むことと大いに関係します。我々は、「ベンチャー支援プログラム」など、新しいビジネスモデルや革新的なソリューションに向けたコラボレーションにより、価値を創造します。BASFが生み出す革新的ソリューションには、飢餓を撲滅する高い農業生産性をもたらす肥料、空気をきれいにする触媒、風力発電プラントを強化するコーティングなどがあります。我々は、また、サーキュラーエコノミー促進に向け、新しいパートナーシップとビジネスモデルを構築します。

【自社が創造する価値をどう測定しているか?】
BASFでは、財務報告に加え、バリューチェーン全体にわたる活動の非財務のインパクトを“Value to Society”評価で、金銭的に測定しています。具体的には、納税や賃金、人的資本への投資による貢献、大気汚染、温室効果ガス排出、水利用の削減の効果などを測定しています。こうした評価を行うことで、ステークホルダーとの議論、社内の取組みの進化の測定、意思決定プロセスなどに役立ちます。

【サステナブル価値の創造に向け、どのようなツールをパートナーに提供しているか?】
我々は、ポートフォリオにおいて、サステナブル・ソリューションを増加させることにコミットしています。研究の初期段階から、”Eco-Efficiency”, “SEEbalance”などの方法を適用し、製品と利用のライフサイクルにおける環境・社会のパフォーマンスを評価しています。我々は、サステナビリティの基準を発展するために、SDGsをツールとして用いています。(BASFの製品価値評価については、下記参照)

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=1583#.WwkaaEjRBdh

顧客や他の企業がポートフォリオをよりサステナブルなものにすることを支援するため、我々は評価手法を詳細に公開しています。我々は、6万の製品について評価・レビューしており、参考になると思います。

【BASFは、SDGsに関し、どのようなパートナーとコラボレーションしているか?】
バリューチェーンにおいては、サプライヤーと顧客が最も重要なパートナーです。化学業界における取組み”Together for Sustainability”も進めています。サプライチェーンがグローバルになり、欧州の基準が当たり前ではない場合など、コラボレーションが重要です。重要な社会のニーズを把握するため、市民社会とのダイアログやコラボレーションも進めています。

(参考)

www.csreurope.org/no-single-player-can-solve-sdg-challenges-himself#.Wwj2yUxuJdh

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

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