Z世代と協働した新しい市場の創造

2018-06-18 09:05 am

グローバル消費財企業は、消費者を啓発して市場を創るのが得意です。そして、これから時代は、サステナブルな消費者、サステナブルな市場を創っていかなければ、自らの事業自体がサステナブルでなくなることを良く認識しています。そういう観点から、サステナブルな市場とはどうあるべきかに対する感度を高める必要があり、そのために、NGOなどの市民セクターとのエンゲージメントを重視し、NGOなどから人財を登用することも増えています。

将来のことを考えると、サステナビリティに対する感度を次の世代と相互に高めあい、協働で新しい市場を創っていくことが望まれます。ミレニアル世代やZ世代は、サステナビリティに対する感度が高いとされていますが、その感度を維持し生かしていけるような市場を創っていくことが必要です。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3388#.WyW7-ExuJdh

2000年前後に生まれ、ソーシャルメディア・ネイティブで、つながりの力を持つZ世代は、すでに影響力を発揮し始めています。米国では、最近、銃規制に関するデモにおいて、Z世代が中心となり120万人を巻き込み、多くの人々の意識に影響を及ぼしました。そのZ世代の94%は、企業が社会課題に積極的に関わるべきだと考えています。特に、購買力の影響を直接受ける消費財企業にとって、こうした世代とのエンゲージメントは、喫緊の課題と言えます。

こうした新しい世代とのエンゲージメントの重要性を理解しているグローバル消費財企業は、取り組みを進めつつあります。コカ・コーラは、最近、Z世代とヤング・ミレニアル世代を対象とした、地域創生の取り組みを支援するプログラム”Dear Future Challenge”というプログラムをスタートしました。米国でボトリング拠点のある15地域を選定し、若い世代と協働で地域の課題を解決しようとするものです。18~24歳の個人が、対象地域の創生に関するアイデアを提出し、その中から優れたアイデアをコカ・コーラが選定します。選ばれたアイデアは、その実現に向けて、コカ・コーラからの30,000ドルとともに、専門家や地域のパートナーからのサポートが得られます。

地域創生は、日本でも若者が関心を持つている課題ですが、その課題について、若者や地域の人々を巻き込みながら進める取り組みは、Z世代などとのエンゲージメントの方法としてユニークです。コカ・コーラは、”Dear Future”をキーワードとしてキャンペーンを計画し、将来世代のことを考えているブランドとして認知されることを目指しているようです。

Z世代は、企業のCSRプログラムに参加して社会課題に取り組むことにも関心があるようです。Z世代を巻き込んだ社会課題への取り組みを通じて、ブランドイメージを高めるとともに、自社の将来市場を創っていくことができれば、優れたCSVになるでしょう。

(参考)

www.conecomm.com/insights-blog/2018/6/15/coca-cola-partners-with-gen-z-and-millennials-to-make-an-impact-on-issues-that-matter-most

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

CSV戦略ポテンシャル診断サービス
「CSV戦略ポテンシャル診断」サービスページ

Copyright(c) 2012 Cre-en All Rights Reserved.