サステナビリティで優れた人財をリテインする。

2018-08-23 09:28 am

最近、パーパスを掲げる企業が増えていますが、その最大の理由として人財の獲得・維持が良く挙げられます。世界的な人財獲得競争の中心となりつつあるミレニアル世代は、社会・環境問題に関心が高く、サステナビリティにコミットする企業で働きたいと考える傾向にあります。

ミレニアル世代の中でもテクノロジーの知識を持つ人財の獲得競争は、非常に激しくなっています。AIやブロックチェーンなどのデジタルテクノロジーの活用が幅広い業界で急速に増える中、こうしたテクノロジーの知識を持つ優れた人財の価値は、非常に大きくなっています。さらに、こうした人財は、転職に全く躊躇しないこともあり、如何に人財を獲得・維持するかが重要な経営課題となっています。

こうした人財の維持に関し、従来型の人的資源管理のアプローチに加え、人財を維持し、組織を強化し、さらにサステナブルなビジネスを推進する3つのユニークかつより意味のある3つの方法があるとの記事がありましたので、紹介します。

1.意味あるサステナビリティ計画を創り上げる
もし、サステナビリティ計画がまだないとすれば、サステナビリティ計画の策定と実践は、すべての企業にとって、最優先で取り組むべきものです。意味のあるサステナビリティ計画を持つことは、これから企業の中心を担う、ミレニアル世代の社員にとって重要です。若い社員は、従来の社員と異なるマインドセットや信念を持ち、サステナビリティを重視します。若い世代は、利益のために地球、コミュニティ、人々を犠牲にすることを受け入れません。企業は、利益に加えて、サステナビリティを前面に出す必要があります。もし、若く優秀な社員が、企業の考えと自らの考えが合わないと感じた場合、そうした人財は、次のオファーがあれば、さっさと会社を後にするでしょう。

2.従業員エンゲージメントを促進し、学習する文化を醸成する
若い世代は、お金のためだけには働きません。若い社員は、テクノロジーの知識やキャリアに結びつく学習する機会を積極的に求めています。そのため、企業は、学習する文化を醸成する必要があります。そのためには、社員とのエンゲージメントにより、サステナビリティ計画と成長の機会を結び付けるという方法があります。グリーンテクノロジーや製品ライフサイクルの分析に関心のある社員には、実践を通じてそれらを学ぶ機会を提供します。こうした活動を通じて、社員は、エンパワーされ、知識ベースが拡大していると感じることができます。また、社員は、学習する文化を醸成しつつ、意味のあるサステナビリティの推進に貢献することができます。

3.重要な環境、健康・衛生・安全などの意識決定に社員を巻き込む
社員は、重要なEHS(環境、健康・衛生、安全)に関する意思決定に関与することで、価値を認めてもらっていると感じることができます。こうした活動には、データセンターの安全、エネルギー効率、健康や安全監査、働き方改革、緊急時の対応などが含まれます。テクノロジー・プロフェッショナルは、ソフトウェアやハードウェアの知識により、経営層が気付かないようなソリューションを提供します。こうした貢献を通じて、社員は、価値を認められていると感じます。自らの提案が採用されると、社員は、組織に対するロイヤリティが高まります。

社員をサステナビリティ計画の立案、推進に巻き込むことで、社員のロイヤリティが高まり、優秀な人財をリテインできるのであれば、これはまさにCSVとなります。サステナビリティ計画のクオリティも上がり、社内浸透も容易になると思いますので、若い世代を巻き込んだサステナビリティやSDGsに関するビジョンや計画づくりは、多くの企業で検討しても良いのではないでしょうか。

(参考)

us.anteagroup.com/en-us/3-unexpected-ways-retain-tech-talent-3

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

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bizgate.nikkei.co.jp/series/007620/index.html

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