CSVリーダーとして職人を超える、4人目の石切り「職人?」

2018-09-25 09:08 am

以前、「3人目の石切り職人を創り出す」というブログを書きました。ニッチな私のブログの中では、比較的読まれているようです。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=604#.W6bpm_ZuJdg

最近は、社会が豊かになり、人々が様々な情報に触れるようになる中、3人目の石切り職人の志向性を持つ人が増えているように思います。ミレニアル世代などで、「社会に貢献したい」という意識が高まっているとされていますし、例えば、若いスポーツ選手に「将来の夢は?」と問いかけると、「一流の選手になりたい」ではなく、「子供たちに夢を与えられる選手になりたい」と答える選手が増えているように思います。

マズロの欲求段階説ではないですが、衣食住に関する一定の欲求が満たされた後、人は、他者からの尊敬や自己実現を求めます。しかし、2人目の石切り職人と3人目の石切り職人は、共に自己実現を求めていますが、その違いは、どこから生まれてくるのでしょうか。「一流の選手になりたい」というモチベーションと、「子供たちに夢を与えたい」というモチベーションの違いは、どこから来るのでしょうか。

そこには、社会の状況が反映されているような気がします。勝利・成長が求められている時代と、精神の成長や精神的豊かさが求められる時代では、社会の要請も異なり、それが人々のモチベーションに反映されているのではないでしょうか。現在は、3人目の石切り職人の考え方がより求められる時代だと思います。

ところで、2人目の石切り職人は、「世界一の職人になりたい」という、まさに「職人」ですが、3人目の石切り職人を「職人」と言うべきかどうか、疑問があります。3人目の石切り職人は、「多くの人々の安らぎの場となる教会を造っている」という意識ですが、そのためには、石切り以外にも、沢山やることがあります。自分は石切りが得意だから、石切りで貢献するという考えもあります。そういう人材は、まさに「職人」であり、3人目の石切り職人と呼ぶにふさわしいでしょう。しかし、「石切り以外にもやることがある」として、素晴らしい教会を造るために、石切り以外でもリーダーシップを発揮する人材がいるべきだと思いますし、今の時代は、そうした人材が求められていると思います。

「人々が本当に求めている教会とはどのようなものか?」を、様々な人々と対話しながら考え抜き、その実現のために何が必要なのか、何をすべきなのかを考え、実践する、そうした人材が、まさにCSV人材です。そして、その実践のためには、バリューチェーンや、エコシステム/クラスターといった考え方を理解しておくことは、有効です。「職人」という殻に閉じこもらず。CSV実現のために、自分の活躍の場を広げる人材が増えていくことに期待します。

※CSV推進にご関心のある方は、mizukami@cre-en.jpまでご連絡ください。

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