使い捨てプラの次、ペットボトルの問題にどう対応すべきか?

2019-01-24 09:54 am

企業のプラスチック対策はさらに進化しています。最近の動きで言えば、プラスチックメーカーやユーザー企業約30社によるプラスチック問題の解決に向けた基金、AEPW(Alliance to End Plastic Waste)が設立されました。WBCSDがコーディネートし、シェル、エクソンモービル、ダウ、P&Gなどが参加しています。日本からは、三菱ケミカル、住友化学、三井化学が参加しています。AEPWは、当面5年間で15億ドルを投資し、特に東南アジアでのプラスチック収集などのインフラづくりに注力することとしています。なお、日本でも経産省、環境省がそれぞれ、企業、自治体などとのアライアンスを発足させていますが、どのくらい効果ある対策を打ち出せるかは、現時点では不明です。

個別企業の取り組みでは、グローバル化粧品企業ラッシュはネイキッド(包装していない)商品専門店を増やしています。固形のシャンプーなど人気があるようです。マークス&スペンサーは、一部店舗で野菜や果物をパッケージしないようにしています。

jn.lush.com/tag/howtouse-naked-items

このように様々な取り組みが行われていますが、プラスチック廃棄で最もインパクトのあるペットボトルについては、どうでしょうか。分別やリサイクルは行われています。エビアンは2025年までに100%リサイクルされた再生プラスチックでペットボトルをつくると発表しています。しかし環境面だけを考えると、解決策として最も望ましいのは、ペットボトルを使わないことです。アルミ缶など代替製品も使わず、マイボトルで対応するのがベストです。

グリーンピースは、東京都にマイボトル給水機の増設を求めるキャンペーンを実施しています。グリーンピースによれば、東京に30台のマイボトル給水機が設置されれば、半年間で約100万本のペットボトルに相当する水が、マイボトルで利用されるとのことです。ロンドンでは、公共の場に給水機を広げる「#OneLessキャンペーン」が展開されています。

イタリアのProAquaグループは世界中で水ステーションを設置し、プラスチック廃棄を減らしています。ポット型浄水器ブリタのような商品にとっても、プラスチック廃棄への対応は機会となるでしょう。

www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=281#.XEMLwPZuJdh

プラスチック廃棄の問題は、使い捨てプラスチックの代替素材にとどまらず、幅広いビジネス機会を提供しています。SDGsをノーススターとして考えれば、プラスチックのサーキュラー・エコノミーも今後目指すべき方向性を指示しています。ここは現在のビジネスを少々犠牲にする恐れがあっても、積極的に対応すべきところではないでしょうか。

(参考)

www.eco-business.com/news/plastic-polluters-launch-us15bn-waste-collection-and-recycling-fund/

sustainablebrands.com/read/chemistry-materials-packaging/trending-lush-m-s-nestle-accelerate-plastic-free-strategies

www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1191498_1501.html

www.thenational.ae/uae/10-new-innovations-that-will-shape-a-more-sustainable-future-1.813378

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参考CSV情報

csv-jp.org/related_info.html

bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2856747026032018000000?page=5

bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2856746026032018000000

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