
このたびの東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。また、復旧に向けて活動している関係者の皆様の努力に感謝するとともに、一刻も早い復旧を祈願しております。
私は、阪神・淡路大震災を経験したことからも、大変な状況下にある被災者の皆さんのことを想うと胸が張り裂けそうです。現在もまだ、福島の原発事故は予断を許さない状況ですが、今回の事態は、世界にも原子力政策に対する大きな波紋を広げました。
先日、スウェーデンの友人からもお見舞いメールをもらいましたが、すでにスウェーデンでも持続可能なエネルギーシステムの議論が始まっています。オーストラリアの首相は同国に原子力産業は不要との考えを示しました。また、ドイツやスイスでも原発見直しの議論が始まり、タイやイスラエルにも同様の動きが広がりつつあります。
2012年にブラジルで行われる「地球サミット(リオ+20)」の中心概念である「グリーンエコノミー」の観点から言い換えれば、<グリーンエコノミーとは脱原子力と脱炭素社会が両立するサステナブルな社会経済>という意識が共有されること、そして日本がそのイニシアティブをとる重要な役割となるかもしれません。
今回の計画停電では様々な混乱も当初ありましたが、多くの節約意識、特に、被災者の方々のことを考えれば「少しの停電ぐらい協力しよう」という多くの方々の思いやりもあって、大幅なエネルギーの削減が本気でやれば可能かもしれないと感じています。また、在宅勤務を推奨する企業もあり、日本の社会システムの変革、特にワークスタイル等を大きく変えることになるかもしれないと期待しています。
いつか自分の子供や孫に話そう。「おばあちゃんが若かった時、東日本大震災があって世界中が1つになった。皆が一つのために必死になって支えあって輝いていたんだよ」って。相手が聞き飽きるまで話そう。だから1人でも多くの人に元気になってほしい。 #prayforjapanより
私もまったく同じ思いです。今回の震災をきっかけに、新しい未来型の持続可能な日本、そして世界を創る動きを本格的に始めることが私たちクレアンの役割だと感じています。この時代に生きる私たちに起こる様々な出来事が、改めて命の大切さに気づき、人間同士が協力し合い、心の絆を取り戻すきっかけになると信じています。
もちろん、しばらくは被災者の方々への緊急支援や生活支援が第一で、復興を合言葉にみんなが一丸となり頑張っていくので精一杯かもしれませんが、できれば今までと同様に様々な社会問題を抱えたままの街づくりではなく、持続可能なコミュニティが実現して広がっていけば、大きな意味もあるはずです。
きっと、全ての出来事には何かのメッセージがあると感じつつ、みんながこの災害で悲しみ、不安になっている今だからこそ、私たちのミッションは、明るく元気にポジティブに未来を見据えて行動することだと再認識しています。
そのため、私たちにできるクレアンらしい貢献のあり方を社員と共に考えた結果、「元気JAPAN!プロジェクト」に取り組むことにしました。「社会課題の解決支援」をコア業務とするクレアンとして、被災地の方々の緊急/復興支援に取り組む人々と企業との橋渡しを行い、腰を据えて長期的な視点でサポートを行って参ります。
株式会社クレアン 代表取締役
薗田 綾子